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精神科医の子育て論 (新潮選書)

価格: ¥1,155
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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この本に助けられました ★★★★★
息子は自閉症児です。障害は重くて問題行動にまみれて、どこの専門機関でも具体的な方針がもらえず、また今流行っている療法・方針では子どもの状態はよくなりませんでした。
でも、この本には「人間として」子どもを育てるという本質を持ちながら、具体的にどう子どもを育てればいいのかが書いてありました。希望が持て、そこから親子で取り組め始めました。
親が子どもを救うことが出来る、これほどありがたい事はないのではないでしょうか。
病気の子どもを持っても、「自分に出来る事はないだろうか!」と親は必死になります。同じように、親だからこそ救える方法がここに書いてあります。どんな自閉症の専門書にも書いていない内容に、驚き、希望をもらい、そして子供が救われました。
多くの自閉症児を抱える母親に読んでもらいたい一冊です。
今すぐ実践できる具体例も、随所にあり ★★★★☆
「心壊れざるもの=自閉症児、心壊れし者=健常児」としているあたりが印象的。そして「見える困難性=自閉症児、見えない危険性=健常児」について、ある自閉症児の子育てを例に出しながら、各年齢ごとに発達の「主要課題」を述べる。

健常児は、成長に応じて自然と言葉を覚え、遊びから、運動や動作、人とかかわる術や社会性を身に付けていく。
本当だろうか?子どもの成長に安心し、見過ごしていることはないだろうか?
小学生になり、中学生になって、出現した問題は、今のその状況が問題なのか?
この本では、然るべきときに、然るべき課題を達成することの重要性を強調する。また、そのことが、子どもの全人的な発達を支えるという。

文章中に繰り返し出てくる、自閉症児の母への賛辞の言葉は、やや気にはなる。その分を加味して星4つで評価した。15年前出版の本である。だが、それらを勘案しても一読の価値はある。

この本の魅力はなんといっても、読みやすさ。平易な文章にして、気づかされることが多い一冊。
子育てをするすべての親に、そして、教育や福祉関係者にもおすすめしたい本。
これじゃ困るの ★☆☆☆☆
自閉症の息子T君、母J子さんが冷静かつ深い愛情で育てることで、彼の可能性は大きく開けた。この例をふまえ子育てについて考えましょう、という内容です。
J子さんは確かに素晴らしく、すぐれた体験例として読むならいいんです。でも、大学教授で社会的発言権をもっているだろう服部先生が、ただそれを礼賛するだけの本を書くのは困る。だって、とにかく母親に全てがおっかぶさってるんだもん。ここまでしてたら他のことは何もできない。子育てする母はすべてを捧げないといけないの? 最後にちょこっとだけ父親の役割が書いてあるけど、とにかく母、母。自閉症児の教育環境とか、社会全体での障害者のフォローとかも整ってない日本の現状には言及せずに、こういう「立派な母礼賛、みなさん頑張りなさい」って本を書かれるのは困ります。
子育ての難しさ ★★★★★
母親であり、精神科医でもある著者が
自閉症児とその母親の子育てに習いながら
現代の子育てについて書いています。

「健常児」として生まれながらも
心に大きな闇を抱えてしまう現代の子供たち。

障害児であろうと健常児であろうと
親がしっかりとしたサポートをすることで
自立心と自尊心を持つ人間を育てていけるのです。

自閉症児に関して具体的に参考になる内容なのですが
それを参考に健常児や他の障害を持つ子供の育児に対し
たくさんの問題を定義しています。

障害児に関わる養育者をはじめ
子供を持つ全ての親に読んで欲しい本です。