インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

チャイコフスキー:交響曲第4番/ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番(ロストロポーヴィチ/レニングラード・フィル/ロジェストヴェンスキー)(1960, 1971)

価格: ¥1,995
カテゴリ: CD
ブランド: BBC Legends
Amazon.co.jpで確認
確かな「伝説」 ★★★★★
「BBC LEGENDS」シリーズからの1枚。「伝説」の名に恥じない演奏である。

チャイコフスキーの第4番は,もはや誰をも寄せ付けない大演奏である。ロンドンで毎年数週間に渡り開かれるコンサート「プロムス」の曲目からの録音であり,会場はロイヤル・アルバート・ホール。その広さゆえ一般的に音を拾いにくく,技術者泣かせの会場である。

が,本盤は,まったく,微塵も,その気配がない。はじめの金管の咆哮から,音はまっすぐ聴く側の耳へと飛んでいく。そのヒートは最後までまったく冷めることなく,締めは弦を上回るため通常は抑えられる打楽器までが,作曲者の指示通りfffで打ち鳴らす。

その余韻,いや打ち鳴らしている途中から既に観客の称揚が,口笛から叫び声から,始まってしまう。本来ならまったくマナーに欠けた行為が,それさえ演奏の一部であるかのように思わせ,許してしまうほどである。「プロムス」自体が一種のお祭りであり,お祭り騒ぎと考えれば,神経質になることもない。

ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲も,上記の陰に隠れてしまう感があるが,ロストロポーヴィチが名演を奏で,本盤を買った以上は必聴である。……それにしても,すごい。

最高峰の演奏 ★★★★★
チャイ4の1楽章の冒頭から背筋がぞくぞくした。冒頭のファンファーレでトランペットがこれ以上はありえないというくらい神々しいロシア吹きで咆哮している。金属的な音に豊かなビブラート、途中同様のファンファーレが幾度となく出るが、その度に感動を覚えた。レニングラード・フィルがロンドンで1971年に行った演奏会のライブであり、演奏者、聴衆ともに異常なまでのハイテンションになっているのがCDを通して感じられる。低弦の響きは圧迫感を覚えるほどの力に満ち、バイオリン群も鋼鉄のアンサンブルを見せる。どんなハードロックも勝てないくらいに金管打楽器の打ち込みは激しく、フィナーレではここぞとばかりに打楽器が叩きまくる。特に曲の作り方などで奇をてらったりせず、正攻法のロシアイズムによって得られる演奏としては、ムラヴィンスキーやスヴェトラーノフと並び最高峰に推薦したいCDである。その感動、激動に、最後のFの音が鳴りやまないうちから、観衆も思わず大歓声と拍手をし、しまいには口笛まで飛び交う始末。ライブ録音ながらその音質はかなりいい。これほどの名演があったとは・・・。