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エリア88 劇場版 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: キングレコード
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   新谷かおるの同名漫画を原作として、1985~86年に発表されたオリジナルビデオアニメ作品全3巻のうち、第1巻「裏切りの大空」と第2巻「狼たちの条件」を再編集して公開された劇場用長編作品。
   監督は「科学忍者隊ガッチャマン」「ニルスのふしぎな旅」のベテラン、鳥海永行がつとめている。中東の外人部隊基地「エリア88」で戦闘機パイロットとして闘う青年・風間真を主人公に、戦地の友情や愛のドラマ、そして何よりパイロットなだけに、壮絶なドッグファイトが描かれる。2003年にも深夜枠の作品として「エリア88」の新作アニメーションが制作されているので、機会があれば新旧見比べてみるのも興味深い。(田中 元)
ドッグファイトアニメーションの傑作 ★★★★★
原作に忠実というレビューが目立ちますが、初めて見た時「雰囲気はいいけど原作と違うなあ」と思ったものです。当然ながら原作レイプとしか思えない某テレ版新作は論外として。まあ原作の前半パートのいいとこ取りという感じなので(特に後半の超展開は賛否分かれますよね)原作ファンからのウケが良いのも納得ではあります。そんなわけでいいとこ取りのストーリーが良いのは当然として映像も、今見ても色褪せない、いや、CG全盛の今だからこそ、この手描きセルアニメで表現されている戦闘機のドッグファイトがとても美しく感じられる。原作ファンだけでなく、泥臭い戦争ドラマが好きな人にもオススメしたい傑作。個人的には既に故人である名優・塩沢氏、富山氏の声を聞く為だけに、熱心なアニメファンならば大枚を払う価値があると思います。
フム ★★★☆☆
確かに、原作に忠実である。
が、それゆえ原作を先に読んでいると次の展開が正確に予想できてしまい、のめり込む楽しみがあまり感じられなかった。

またTV版の後に見ると、やはり絵のできが時代を感じさせる。
音声がモノラルなのもそういう印象を強くさせている感あり。
当時としてはすごかったのかもしれないが。
(ファントムがファントムに見えないのはねぇ・・)

しかし、「エリア88」は「沈黙の艦隊」と並ぶ軍事アニメの傑作である。
興味のある方は、先ず本作、次に「燃える蜃気楼」、そしてTV版を見て、最後に原作本を読むという流れが一番はまるのではないだろうか。
まさに傑作アニメ! ★★★★★
1985年にOVAとして発売された「ACT1 裏切りの大空」と「ACT2 狼たちの条件」の編集版です。
私はOVA3作品はバラで観ていたのですが、2作品が編集された「劇場版」が出ていたとのことで購入。
OVAと見比べると多少カットされたり、構成が変わったりしてはいますが、作品の良さ自体は変わってはいない印象。
OVA版を見た方でも十分楽しめると思います。
また、この時代のアニメの気合の入れ方に脱帽させられるのが、冒頭にある真のF-8の戦車群に対しての機銃掃射シーン。
機銃掃射して戦車の上を飛び去るとジャラジャラおちる薬莢。
このシーンは原作者の新谷かおる氏が、この前にスタジオぴえろが手がけていたOVA、「ダロス」を観て「俺の作品にもこういう薬莢ジャラジャラ落ちるようなシーンを入れてくれ」との要望で作られたシーンだそうです。
また、新田一郎さんの音楽も素晴らしいです。
もし機会があったらサウンドトラックの購入もオススメします。
そして極めつけのラストシーンは「素晴らしい」の一言。
真に対する過酷な運命。
それを受け入れる真。
このラストは史上稀に見るラストシーンだと思います。
原作ファンの方、是非観てみて下さい。
原作を読んでいないという方にも観てもらいたい、アニメ史上に残る傑作です。


でも‥なぜ劇場版なのか? ★★★☆☆
内容的には五つ星なのだけれど‥やはり、「裏切りの大空」、「狼たちの条件」と、OVAと同じく独立して販売して欲しかった。残念!
いささかも色あせることのない名作 ★★★★★
親友に裏切られ、外人部隊で今日も戦闘に身を投じる風間真。
原作は長編漫画だが、真や神埼の人間模様に焦点を当てた物語構成となっており、
単なる原作の映像化以上の出来となっている。
人を殺さなければ生き残れない現実と、人殺しに対する忌避感。ぎりぎりの精神
的葛藤が、見るものにも重く伝わってくる。
絶望のどん底で嗚咽する真の姿と、そこから顔を上げて歩き出すラスト。その時の
真の目に暗い光が宿るシーンは決して忘れられない。そして、サキの台詞のリフレ
インが更に心に焼きつけられる。
『エリア88を出て行くには、3年の期日を生き残るか、150万ドルの
違約金を支払うか、それとも・・・・・・・・・脱走するかだ』
このラストシーンは日本アニメ作品の中でも10指に入る傑作だと思う。