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運命は35歳で決まる! (知的生きかた文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 三笠書房
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陳腐な運命論 ★☆☆☆☆
「運命は35歳で決まる」などというキャッチーなタイトルに引かれて手にとったが、内容は読むに値しない。人の運命はその人がどれだけ努力したか、どれたけ学習したかで左右される、というのはごくごく当たり前の人生訓である。しかしそれがなぜ「35歳まで」という年齢で決定されてしまうのか、その点についての論理的な説明が全くない。「若者たちの平均離職年齢が34.7歳だから」とか、自分自身やごくごく限られた知り合いや有名人が「35歳までにこれだけがんばったのだから成功した」という例、あげくのはてに「運命の神」なるものまで引き合いに出して無理矢理「35歳が分岐点」という結論を導きだそうとしているようにしか見えない。

そして(ここがこの作者の巧妙なところなのだが)本の途中からは35歳運命決定論に何ら論理的裏づけのないまま、この主張が証明されたことを前提に、人はいかに努力しなければならないかという自己啓発本、人生論の本にすりかわっているのである。タイトルをあげると「『今日はツイテル!』と思い込むと本当についてくる」「これからは『一人二役』以上こなしてこそ一人前」「『自分の才能を信じる人』は信じたとおりになる」・・・凡庸なありふれた内容としかいいようがない。

本の後半は人相や手相など、占い全般について論じられている。ここらへんは元女性誌の(自称)敏腕編集者であった筆者の面目躍如で「読者が食いつきそうなおいしいネタはとにかく詰め込んでおけ!」みたいな女性誌特有のノリである。「女の耳の溝が深かったら名器である」とか全く35歳運命論とは関係のないようなことまで飛び出してきて占い本の切り貼りというのがバレバレである。

本の内容も矛盾に満ち溢れている。例えばある部分では、人生を切り開くための努力の大切さを説いているかと思えば別の部分では人生は運命が全てを支配し、努力しても無駄なこともあるなどと説いており、一貫性がない。
目新しい情報は特にない ★★☆☆☆
35歳までに何をすべきか、というトピックで小さな習慣、やるべきこと、発想の転換について書いている。個人的には「短時間睡眠」について紹介しているのが印象的。
反面教師 読むに値しない ★☆☆☆☆
私はいまちょうど35歳で、携帯電話の第一種通信事業者に転職したばかりのエンジニアである。同僚の技術力が桁外れに高く、ついていけるかどうか心配になり人生の岐路に立たされて、キャリアに関する書籍をいろいろと収集して読みあさっている最中にこの本に出会った。私はものを書くことが好きなので、製造業ではなくマスコミ関係に就職していればよかったと後悔していたこともあり、著者の経歴に興味を持った。
結論。女性週刊誌の編集に携わるような人間がどれほど非論理的な思考力の持ち主か、また人間と世の中を知っているようでいてどれほど偏頗な人生観を持っているか、非常によくわかり、製造業につとめることに改めて誇りと安心感を覚えた。著者は哲学(論理学と倫理学双方)と、統計学・会計学の基礎、そして経営学(ドラッガー)をきちんと勉強してからキャリアに関する著作を書いた方がいいだろう。こんな紙屑を読んでいる暇があったら、「35歳までに必ずやるべきこと」(重茂達)、「調理場という戦場」(斉須政雄)を読むべし。35歳までにがんばって人生の基礎を築けというテーマでこの本と軌を一にしているが、内容は圧倒的に濃い。
なるほど〜とうなずけます。 ★★★★☆
解説の仕方が面白いです。
手相の説明や、顔の説明などの解釈も宇宙観に触れていて、なるほど、
と思います。ちなみに、私は35は過ぎてしまってるのですが、これからの生き方に参考になるし、また、35歳前の人にも勧めたいと思いました。