2004
★★★★★
完全なるオリジナル・ソロ作としては9年ぶりで、SKETCH SHOWや小山田圭吾なども参加する。アンビエント・ミュージックや現代音楽の要素があり、穏やかに流れるサウンドの内に、ノイズやビートが潜む、静と動の両面を持つ、教授ならではの音の世界。アジアの要素もポイントのひとつと言えるだろう。
マスはマスでもマスターベーションのマス
★★☆☆☆
最近は映画や映像に付ける音楽以外は今ひとつの感がぬぐえなく、もう、自らコンセプトは
作れないのではないかと思わせることを強烈に感じさせる仕上がり。若手と交流してという
と聞こえはよいが、もはや、自分から生み出せるものがないので、交流によりコンセプトを
探しているという感がぬぐえない。にもかかわらず、主張したい事柄はあるようなので、そ
れが、音楽に昇華せず、マスとなって聞こえる。
昔、Beautyリリース時に、とある番組で岡林信康氏が教授に関して、コンセプトが借り物で
あると批判していたが、今となってはその意味が理解できるのは寂しいところ。
本人の編曲の技量に免じて星2つだが、リスナーは編曲の技法を聞きたいのではなく、これ
なら、アジエンスのCMを聞いてたほうが満足感は高い。
心地よい緊張感あふれる実験的アルバム。
★★★★★
これまでのポップスやボサノバの要素を取り入れた
アルバムとは違い、これまでできなかった実験的な試みも
聞くことができる。アルバム自体はバラエティーに跳んだ
曲作りがされていて、全体的な統一感は感じられないが
後半になるにつれて、曲同士の緊張感があり
最後のSeven Samurai - ending themeでこれまでの緊張が解き放たれる
という構成になっている。
曲の印象はcoroはほとんどノイズで構成されているが、これが後編の曲のアプローチ
になっている。Ngo / bitmixは1960年代のフランスフィルムノワールを感じさせる
甘い優雅なピアノ曲。このアルバムには、デヴィット。シルヴィアンが参加しており
戦場のメリークリスマス以来(?)の甘い歌声も聴ける。
このアルバムには、いろんな意見があるが聞けば聞くほど
新しい音楽への意気込みが感じられる。
やはり、日本を代表する世界的な音楽家。
良くもなく、悪くもなく。
★★★☆☆
「世界市民」や「NGO」といったストレートな題名には違和感を感じる。
評判の分かれる二曲目も含めて好きな音ではあるが、構成的に中だるみがあることも否めない。
一曲目は新鮮でよかった。韓国語の音感は苦手だったのだが、ヒップホップとの相性を示されて驚いた。
熱しやすく冷め易い音源。
★★★☆☆
初めて聴いた時、
「UNDERCOOLED」が何語だか分かりませんでした。
でも言語の壁を越えて一瞬で引き込まれました。
歌詞もいいですよね。
やっぱり彼の言語ではわかりませんけど。
NewBalanceのCMソング「Ngo」や、
今や東京名物・六ヒルの「the Land song」等々。
有名な曲もぞろぞろ。
ゲーム主題歌「Seven Samurai」も入ってますね。
でも、
僕はどうしても「coro」が許せません。
だってノイズじゃん、ただの。
あれのせいで星3つ。
アレを理解できる日が、僕には来るとは思えません。