日本製にはない斬新なコンセプトに惹かれて購入しました。

キャミソールやワンピースなど、さらさらの服がずり落ちない。
・・・のはいいことなんですが、それ以外の服には不向きです。

ゴムが強力な滑り止めになるので、洋服の掛け外しがしにくいのです。
ハンガーからスルッと洋服を取る、ということができません。

洋服をかなり限定する商品なので、購入は慎重にどうぞ。
最初から大量にまとめ買いするのは、控えた方が無難です。

このハンガーにドイツの質実剛健主義が久々に見てとれました。イタリア製のようにデザインを考えない質実主義はなかなかいいですよぉ！
これ、本体の色目がガンメタっぽんですけど、実は真っ黒。「『特殊』塩化ビニールコーティング」がされているんです。
回転するフック部にも同コーティングがされているために、フックをひねるとコーティングも一緒に無理矢理ひねられるように回ってしまうんですが、たぶん伸縮性のあるコーティングなのかそれがかえって良い働きをしていて無用にフックがクルクルと回るのを防いでいるんです。このフック部にはニッケルメッキがなされて、錆びを防いでいますが、一緒にひねられるコーティングが硬化して剥げてしまうようなことになれば、たぶんこのハンガーは錆がまわって使い物にならなくなるでしょう。が、この特殊塩化ビニルコーティングの「特殊」というところに耐性を期待しようじゃありませんか？
あと、ニットものやフリースはコーティングのせいで多少かけづらかったりします。
滑り落ちないことで摩擦の懸念があり高価なニットものは毛玉など要注意かもしれません。

場所をとらない！ということでは非常に高い評価です。
確かに，ゴムでしっかりと衣類をすべらないようにしてくれるので，
ハンガーからクローゼットの下に落ちてしまうということも
まったくなく，非常に優秀なハンガーだと思います。

ただ，ひとつ難点をいえば，落ちにくいということの代償として
衣類を外しにくい，というのがあります。
木製やプラスチックのようにハンガーをラックにかけたまま，
洋服をずらしてスルっとハンガーから外す，と言うわけには行きません。
シルクやポリエステルは下手にひっぱると衣類が破けてしまいそうです。
億劫がらずにハンガーをちゃんとクローゼットから外して
衣類を取るということが必要です。

ただ，収納という点からすれば大変優秀なので，
私は徐々に買い足しています。

試しに買ってみました。商品が到着しての最初の感想。第一は、においです。滑り落ちにくくするために使われているゴムがすごくにおいます、この状態で使用すると服ににおいがつかないかと思うほどです。しかし時間がたつとこのにおいも消えて評価の変わる問題かもしれません、現時点ではわかりませんが。第二は、滑り止めのゴムがかなりねばっとした感じで服に張り付きます、通常の木や針金のハンガーのようにラフに服をとろうとすると薄い服は破れてしまうかもしれないですね、それぐらい引っかかるということです。なにしろゴムですから。このぐらいの粘着力があるなら全体をゴムで覆うのではなく一部分でもよかったのではないかと思います。しかし使っていくうちに衣服の毛が付着して吸着力が弱くなるかもしれません。第三はハンガーの幅が40cmの平均的なサイズですが、このなで肩の形状なら50cm程度で緩やかなカーブを描いたほうが服にはいいかもしれません。結論としては滑り止めの材質がゴムなので時間の経過、材質の劣化によって性能が維持できないかもしれない、良いものを買ったなという感じはしなかった。というところです。

セーターやカーデガンなどのニットをハンガーに掛けると、肩先にハンガーの角が当たってとんがるし、袖の重みで衿が引っぱられて、とんでもない形になってしまいますよね。薄手〜中くらいの物なら、丸い形とすべり止め効果で型くずれしません。今度、厚手のものも干してみようと思います。