教育の理想を模索できる一書
★★★★★
創価学会、池田SGI会長とモスクワ大学総長サドーヴニチィ氏との2冊目の教育対談書
両者の教育における立場は違うものの、人生の大半を教育に捧げてきたという思いは
共通する所が多く、学校教育、家庭教育の憂うべき現状と改革の方途、グローバル化時代に
ふさわしい大学の未来像などをめぐて、対談者の教育実践に裏打ちされた提言がなされている。
社会のために教育があるのでわなく教育こそが社会の基準なのだ、との両者が共有する視点に
そって対話が進む、両国が直面している教育危機に抗して理想を取り戻す方途を模索した一書。