忍耐続かず・・・
★★★☆☆
3分の1でリタイアしました。
なんとつまらない話なんだろうとしか言えません。
翻訳のせいなのか原作のせいなのか分かりませんが
文章が非常に読みづらくて、他人の生活の一部始終が
ダラダラ書き綴られ、、眠くなります。
もっと簡略化して書けているか、翻訳者が抜粋して
3分の1で仕上げるかしたら良かったのでは?
歴史の見直し
★★★★★
歴史家によって記録されるような、英雄ばかりが主人公の歴史だけを、歴史というのではない。生活に苦しむ民衆の「真実の歴史」を見直そうという動きが、ここ四半世紀、欧米の文壇で特に活発におこなわれてきたが、この本もそうした流れの中に位置づけられるだろう。本来、こうした歴史を後世に残すのは作家の仕事である。その仕事を、ケアリーは、貧しいがゆえに教育を受けることができなかった人間による独特の語り口を用いて、見事にやってのけた。この心を打つ文体をうまく再現した訳出も巧みだ。深い感銘を受けた。これは子供が読む本ではない。
むむ
★★☆☆☆
ブッカー賞受賞作。が、いかんせん文章が……。漢字を開きまくって、なおかつ読点がひとっつもないこの文章。
なかなかおもしろくなりそうな感じではあるものの、いまいちのれなかった…。
これと争って落ちた、マキューアンの「贖罪」はおすすめ。
植民地、流刑地、移民
★★★★☆
今は楽しいリゾート地と人気が高いオーストラリアの歴史の一部を垣間見るのに欠かせない人物の史実本です。開拓者たる貧しい人々は政府により無償で払い下げられた未開拓の土地で飢えを凌いで生活していました。アイルランド移民の子であるネッドは、濡れ衣から追われる身となり、「レ・ミゼラブル」に登場するジャベール警部ようなしつこい警察に事あるごとに難癖をつけられたあげく、真実銀行強盗となってしまい、ねずみ小僧のごとく貧しい人々に金品を分け与えました。処刑にあたっては8万人の人々が減刑嘆願書に署名したいいます。今もオーストラリアのアウトローヒーローとして語り継がれる彼の心情を綴った手紙は等身大の人物像を浮かび上がらせています。