ホメオパシーに関する本を読んでみようと思い、初めて読んだのがこちらの本でした。

私のような初心者が読んでみての率直な感想は、
「わかりやすいし、納得できる」
というものです。

ホメオパシーと現代医学の違いを比較する例が、身近な話で書かれていたので、
入門で読む一冊にはうってつけだと思いました。

これまでホメオパシーの入門書は、どれもレメディーの役割や作られ方、選び方などは載っていますが、
今一つそれらの本からヒットするレメディーを選びにくい感がありました。

この本は、レメディーそれぞれを一人の人格のように教えていたり、
レメディーの元になる物質が何故ある特定の人にピッタリ来るのかを、
わかりやすく教えてくれていました。

理論だけではつかめない世界が、
わかりやすくて、楽しく読むことができ、
これまで以上にレメディーが身近な存在に感じられるようになりました。

それだけ作者がホメオパシーを愛し、
自然を愛し、尊敬しているんだと思います。

待望の本でした。内容は高度ですが、とても分かりやすく書いてあり、こんな人が日本にいたんだと、びっくりしました。著者がホメオパシーに出会った時のエピソードもとても感動的で、ホメオパシーを本格的に勉強してみようかな、と思いました。続編が読みたいです。

この著作はホメオパシー団体のハーネマンアカデミーを運営する著者によるものだが、その内容はタイトルとは異なる印象を受ける。これはハーネマンアカデミーにおいてホメオパス(ホメオパシーの医師)を志す受講者に対して行なわれた初級講演の記録をそのまま再録したものである。つまり、ホメオパシーについて基礎的な理解を深めようとする一般の読者に対して書き下ろされたものではない。したがって、本書によってホメオパシーを初めて学ぼうとする人にとってはきわめて違和感のある内容構成になっている。著者は後書きで「講演の臨場感を残した」と記しているが、そんなことは誰も頼んでいない余計なお世話である。おかげで文章的に読みにくいものになっている。ホメオパシー団体はよくこのような講演記録の焼き直しを本にして小銭稼ぎをしているようなので、十分注意する必要がある。ホメオパシーを基礎から学びたい人はこの著作のタイトルに惑わされずに別の著作を選択した方が賢明だろう。

とかくわかりにくいホメオパシーのことが、詳しく説かれていて興味が広がる本です。