各課（全36課）が3〜4ページと分量が抑えてあり、最重要ポイントを赤字のメモ、下線でわかりやすく示してあり、短時間での文法の総復習をするのに役立ちました。
この本の良いところは入門者が見落としやすいポイントを親切に解説しているところです。
家庭教師のようなコメントに親近感を抱きました。例文も本格的な基本書に比べなじみやすいです。

どうしてもマスターしなくてはならない動詞avoir,aller,venirの現在形変化では
「お経のようにくりかえし唱えて覚えよう」「しっかり覚えよう」などの理屈抜きのコメントがありますが、「複合過去形で助動詞etreをとる自動詞」ではこのお経が覚えるのに役立ちました。巻末の動詞活用表もメモが入っているのもありがたいです。

基本書では量が多くて挫折しそう、フランス語との相性を確かめたい人に向いている本だと思います。

フランス語の入門書を探しているなかで見つけた一冊です。
外国語学習に慣れていない方のために発音をカナで併記してありますが、フランス語の発音は日本語との隔たりがかなり大きいため、添付CDを聞いたりして実際の発音を確かめながら学習を進めたほうが良いと感じました。
中身については同社の類書のように、チェックポイントに手書き風の赤字や傍線などをつけて記憶にとどめやすくしてあるところが効果的と受け止めています。