恋人どうしの愛、親子の間の愛、神に対する愛・・・いろいろな形の愛をユダヤ人心理学者フロムが解き明かします。日本人の私にとって、西洋的概念が色濃い本なので同意できない感覚が多々ありますが、インパクトの大きい著書です。

５０年も昔に私の求めていた答えがすでに出ていたなんて…。でも、若い頃に読んでもきっと理解できなかっただろうし、受け入れられなかったと思います。読むのに根気がいりましたが、是非お勧めしたいです。

愛とはと、しっかり立ち向かう書籍。

原題は「Ｔｈｅ　Ａｒｔ　ｏｆ　Ｌｏｖｉｎｇ」この場合のＡｒｔは、芸術や絵画ではなく、芸当とか、技のことです。「愛は技術だろうか。技術だとしたら知識と努力が必要だ。それとも、愛は一つの快感であり、それを経験するかどうかは運の問題で、運がよければそこに「落ちる」ようなものだろうか。」　この有名な書き出しの問いに、あなたはなんと答えますか。　愛について悩んでいる時、「愛されない」ことに対して悩んでいるのではないですか。　愛とは、美貌や、おだての言葉、地位、お金の代償に「もらう」ことではないはずです。　そんな、当たり前のはずのことに気づかせてくれるホンです。　愛するためには、確かに心を磨く必要があります。　愛に疲れた人は一度は読んで欲しい１９５６年初版の名著です。

今日の「地域文化論」の授業で紹介された本です。先生が愛についてマジで語ってくださいました（笑）オススメです。ぜひ読んでもらいたいそうですよ（＾＾）

フロムの名著だ。彼の本から一冊を選ぶとすれば、やはりこれか。そのヒューマニスティックな視点からの洞察は、永遠の真実を優しさに溢れた誠実な筆致で語る。

原題は「Ｔｈｅ　Ａｒｔ　ｏｆ　Ｌｏｖｉｎｇ」（愛する技術・技能）。「第１章」の書き出しを紹介しておきます。―――愛は技術だろうか。技術だとしたら、知識と努力が必要だ。それとも、愛は一つの快感であり、それを体験するかどうかは運の問題で、運がよければそこに「落ちる」ようなものだろうか。―――この本は、安易な恋愛の本ではなく、素朴に、そして本気で「愛」を考える人のための、マジメで易しい最初の書となるでしょう。

愛について、深く深く深く悩んだときは恋愛ものを読むより心理学や精神科医の本を読んだ方がよい場合があります。
若いときにぜひ読んで欲しい一冊。

大学の教科書でした。恋愛だけが愛じゃないって新鮮でした。

中古でも状態も良く、購入して届くのも早く、欲しい本が安くて、とても満足しています。