時代は1983年8月24日。この年に、メリーアンでメジャーデビューするアルフィーの

今や、証拠作品とも言えるようなライブです。

どの曲もいいんですねー。いやー、ホント、どの曲も、今、ライブでやれば

それこそ、大盛り上がりの曲ばかりなんですよ。3．SAVED BY THE LOVE SONG、

13．ラジカル・ティーンエイジャー、14．夢よ急げの3曲は、2009年の秋のツアーでも

ずっとやってくれた3曲ですしね。思い入れが深いのは、1983年に武道館で

演奏していたこれらの曲たちを、25年以上経ってる今でも、こうしてライブで

やってくれること。たかみーが、「まるで、昨日、曲を書いたみたいに思える」とは

何度も言っていることですが、本当に、色褪せないんですね。古い感じがしない。

中でも、特に好きなのは、11．See You Againですね。アルフィーの初期に

ありがちな男女の別れの曲なのですが、

真夜中のラプソディー　いつもの店で

ＢＧＭはスイート・メロディー……せつない二人

男は知らぬ間に　夢を見すぎてしまう

愛が冷めるのも気づかず

という、身につまされる歌詞なんですね。しかし、私としては、どうしても、

See You Again　サヨナラは言わない　せめて恋人のまま別れたい

という、歌詞の意味が分からず（笑い）、どなたか、どういうシチュエーションで

思う言葉なのか、ぜひ教えていただきたいですね（笑い）。

アンコールの2回目でしょうか、たかみーが蝶ネクタイで、まーちゃんが、

なぜか、工事現場のおじさんみたいな格好で、最後の14．夢よ急げを歌うのも

見物（みもの）です。ぜひ、最後まで、メジャーデビュー当時の

アルフィーを楽しんでくださいね。

緊張感漲るライヴで彼らの動きがあまりに少ないのが特徴ですがその分、1曲1曲丁寧に歌い上げているのが見て取れます。
チケット発売当時まだメリーアンもヒットしておらず異例のヒット曲のないアーチストが当時、武道館と言う大舞台でライヴをしたという事もひとつの話題でしたがライヴを見る限り非常にまとまりがよく坂崎ひとりで弾き語るMusicianも最高です。これからの彼らの成長の原点ここにありです。