｢勝田文｣先生の昭和初期ロマンチックストーリー!!

東京に奉公にきているイワはじい様の言いつけ通り、善行に励む毎日。
そんなある日、道端で病弱な青年まで拾ってきて・・・。

田舎者のイワ（少女マンガの主人公にあるまじき名前だが・・・（笑））が、
蝙蝠の三五を拾ったり、人間の三五を拾ったりして成長していく姿がとてもかわいらしくて好もしい（*^_^*）

勝田先生の作品は全作制覇していますが、今回も期待を裏切らないお話です。

同時収録の｢ビーチ・イズ・ビューチフル｣も面白いです。（これぞ勝田ワールド！！）
皆様からの評価は低いようですが・・・、
一人前の理容師を目指しながら美容師にちょっと引け目を感じてる美浜ちゃんが、
まわりの人たちや半田くんのやさしさで少〜し成長？するお話です（●＾o＾●）

ドキドキより、ほのぼの、ふわふわがお好きな方、
同時発売の｢ウランバナ｣と一緒にぜひご一読を！！

話は普通(特別面白い訳では無いが和やかである)
絵は話にマッチしていてとても良い
着物・和風・大正浪漫が好きな人にはとてもお薦め

昔の少女漫画テイスト

残念な点は
本書の半分以上が読み切りの漫画で構成されていること
前半の「ちくたくぼんぼん」は昭和のムードの漫画なのに後半の長編読み切りは現代の理髪師が題材だけに前半の昭和ムードぶち壊しでかなり萎える
その点が残念でならない

二巻に期待

ゴールデン・デイズ 高尾滋 幻影博覧会 冬目 景 などが好きな人にお薦め

ふらっと寄った書店で
なぜか目に留まり
たった今読み終えました

えもいわれぬ懐かしさがこみあげました

衝動的に真先にAmazonにレビューしたいと思ってしまいました


何が素敵って
登場人物の個性とか
画のやわらかい感触や
台詞が少ないわけではないがゆったりとコマとコマを流れる空気とか
解明されなくても良い不思議や謎がちりばめられていて
そして続きが気になる事



ファンタジー漫画
大正モダン
夜は短し歩けよ乙女
1990年より以前の少女漫画
坂道のアポロン
などの雰囲気が好きなかたは、気に入って頂けるのではないでしょうか


表題作の他の作品がページの半分を占めており、がっかりもしましたが、それも読み進むと買ったことに後悔をおぼえませんでした

枕元に置いて何度でも読みたい作品です

他の著作も読んでみようと思います

ジャケ買い成功です