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イギリス庭園散策 (岩波アクティブ新書 (110))

価格: ¥987
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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イギリス庭園の基本をおさえる ★★★★★
4章にわかれており、
イギリス庭園の用語・様式名の紹介、
イギリス庭園史とその様式の庭園紹介、
(ハットフィールド・ハウス庭園やナイマンズなど)
王族や著名人などとかかわりの深い庭園の紹介、
(ヘンリー8世やシェイクスピアなど)
物語とのかかわりのある庭園
(ピーターラビットやハリーポッターなど)の
紹介という構成です。

庭園の用語や歴史が、美しい写真と共に紹介されており
わかりやすく、目にも楽しい本でした。
2章以降に紹介されている庭については、
簡単な所在なども添付されています。
庭園名・地名索引、庭園用語索引つき。



庭から学ぶイギリスの歴史 ★★★★★
 イギリスには、こんなにも、様々な庭が有るのかと、思はされた。そして、それらの庭にまつわる歴史を知る事で、イギリスの歴史を学ぶ事が出来る事を教えられた。
 懐かしかったのは、昔訪れたウィンダアミアとシュルースベリーの写真であった。変はらない風景が、こんなにも有るイギリスと言ふ国を、私は、うらやましく思ふ。

(西岡昌紀・内科医)
イギリスの庭園を語る ★★★★★
   英国の庭園となると、どうしても「イングリッシュ・ガーデン」と言う言葉と自分なりに描きあげた印象で考えてしまうが、この小冊子は、その概念や姿を、歴史を紐解きながらイギリスの庭園を歩き、一つ一つ丁寧に語っている。(全編、カラー写真が美しい。)

   イングリッシュ・ガーデンの原点は、樹木と湖水を囲む芝生が主体の18世紀の「風景式庭園」で、花の咲き乱れる空間ではないと言う話など面白いが、科学と文明の発展に棹差して、自然の優しい環境の中に安らぎを求めようとする現代人の恋願いが、その人気の秘密なのかもしれない。

   イギリスの庭園は、大陸のベルサイユやサンスーシーやウイーン等の王宮の庭園の様に力尽くで作り上げた幾何学文様の造形や煌びやかな彫刻で装飾された派手さは無いが、どこかカントリー風でワイルドで、崩れかけたギリシャ風の建物がある等自然に溶け込んだものが多い。そして、そのままそっくり、周りの美しくて優しい田園地帯の風景に調和しているのである。
   語られているのが、古いカンタベリー・カテドラルの庭園は娘の大学卒業式場であったり、ハンプトンコート宮殿庭園はホセ・カレラスの野外コンサートの場であったり、また、シェイクスピアを訪ねて歩いた庭であったり、実際の生活や旅で接した庭園が多かったので、懐かしく反復しながら勉強させて頂いた。

   希望は、たった1ページ、庭園のロケーションをプロットした英国地図を添付して頂きたかったこと。