このソフトが売りにしている「PQ」ですが、ちょっと測定してみようかな、と気軽に始めると、大変なことに。
全100問すべてのステージを最後まで解かないと(タイムオーバーとリタイアも含めて)、結果が出ません。
私の場合の総所要時間は、7時間程度。3日くらいかかりました。
それだけやって、出る結果は、PQ値と「こういうタイプです」という3~4行のコメントのみ。
正直、「これだけかよ!」と叫びたくなりました。
エニアグラムみたいな精密な診断結果を期待している人は、がっかりすると思います。
しかし、ゲーム自体はとても面白いです。
ブロックを持ち上げたりエスカレーターに乗ったり警備員から逃げたりしながらゴールを目指すのですが、同じ「ブロック」でも、階段として使ったり、重しにしたり、重ねて壁を作ったりと、ステージによっていろんな使い方をさせられます。
それぞれのステージ毎に、「今回はどうやって乗り切るのか」を考えるのは、とても楽しい。
制限時間があるのである程度急がされますが、結構じっくり考えるタイプのパズルです。
倉庫番などが好きな人は、はまると思います。
「大人のDS~」等に比べてゆったり解けるので、電車の中でやるのに丁度いいです。
難点を挙げるとすれば、まず、フィールドが見づらいこと。
離れた場所の状況は把握できないし、視点切り替え時に画面が止まらず、行き止まりや溝、置いてあるものを把握するのが難しい。
また、クリアした面以外は、「その面だけを遊ぶ」という遊び方ができません。
クリアしてないものだけやりたいのに、毎回測定モードを始め、他の面をスキップするのは、かなり面倒。
制限時間があるのだから、こういうところは親切に作ってほしかったと思います。
この100問は何の休憩も無く、ひたすら続いていく。(中断機能やPSP本体のスリー
プを使えば、継続は可能。しかし、測定ソフトそのものからは休憩の誘いは一切
出てこない。)
結果、出てくる感想は表題のようなもの。研究で採用できるよう厳密なデータ収
集となると、自然と問題数は増加する。データ収集のための心理実験をそのまま
シミュレートしただけなので、プレーヤー=被験者に対する休憩などの配慮は欠
けている。
100問の後のPQ分析とその講評は的を射たもので、計測の精度は高いと思われる。
しかしながら、とっつきやすさや手軽さ、継続性などを比べれば、Nintendo DS
の「脳を鍛える~」の方が遥かに優れていると思う。
特徴は
「今話題のPQをゲームで測定」
「インターネット使用で全国(もしかしたら全世界?)ランキング参照」
ナウプロダクション期待の作品。楽しみです。
無線で全世界ランキングをアップしたり、自分がどのくらい社会生活IQが高いか測定できるというちょっと変わったゲームです?
あくまで生きる為に必要な判断力・思考力などを問うゲームなので、
頭がいいからいいスコアが出るわけではないのが面白いと思います。
PSPを使ったコミュニケーションをとれる1本になると思います。
いまだったらTBSの土曜日「島田検定」でクイズ形式ですが、
PQを測定できます。
興味があれば番組を見てやってみたいか決められると思います。
操作自体簡単だからよけいに判定ソフトとしてはよいと思います。