おすすめ!カルトナージュの本
★★★★☆
本のタイトルどおり基本的なフレンチスタイルの布箱ばかりです。四角い箱と丸い箱だけで(サイズは色々ですが)色々な生地が使われていて、カルトナージュ初心者の私には、柄あわせなど大変参考になりました。
うっとりする数ミリの出っ張り
★★★★★
他の方のレビューにもあるように、使ってある布が本当に素敵です。
そして、カルトナージュには、こういう布選びがいい、というのも示してくれます。
こんな布も箱にしたら意外な効果が、などという布使いの提案がいっぱいです。
そして、載せてある箱の形で特筆すべきは、
「四角い箱の底が数ミリ出ている」、ということです。
蓋はパタンと閉めるタイプです。綿をいれてふっくらさせるのも特徴です。
これはヨーロッパ独特の箱のスタイルだそうで、
私は布使いの素晴らしさにも魅かれたけど、こんな洒落た形の箱が作れるなら、と思ってこの本を買い求めました。
四角い箱の大きさのパターンは5種類あり、
どれもつくりが同じです。
細長いタイプ(34×12×6.5)の他は大きさ順に積み重ねるととてもバランスがいいピラミッドのようになります。(裏表紙の写真で分かります)
そして、高さなどの寸法をあまり大きく変えてしまうと、せっかくの箱底の数ミリの出っ張りが台無しになってしまうみたいです。
(入れるものに合わせて作ったらバランスの悪い箱になってしまいました。)
たまたま骨董品の店で見かけた箱が偶然レシピ通りに作ったばかりの箱と同じサイズ(型)だったのを見て驚きました。
ゆえに同じつくりの角箱5種類の意味は、「完成された形」の紹介なんだ、と思います。
作り方の説明は結構丁寧にされていると思います。
初心者の方にも分かりやすいように細かいところまで(時には手描きの図入りで)教えてくれています。
四角い箱はつくりがみんな同じなので、一つ作れれば、もう、こっちのもの。
作者が何年かかけて集めたアンティークの箱が無造作に入れられた棚のような世界も夢ではないかも、と思わせてくれます。
布箱のバイブルです!
★★★★★
一作目は苦戦しましたが、何度も繰り返し作っているうちに自分の好きなサイズも作れるようになり可能性が広がりました。布の組み合わせだけでも大変勉強になります。
初めて作る方には、キビシイ。
★★☆☆☆
紹介されている作品はどれもかわいいのですが・・・
いざ作るとなると、『あれ?これでいいのかな?』と思う事が何度かありました。
布のコーディネートの仕方や、柄布を生かすカットの仕方などは参考になります。
作ってみました
★★★☆☆
だいぶ前にここの評価を見て本を購入しました。
箱の柄や色の取り合わせはとても素敵で、参考になりました。
ただ、作り方に関しては、ぱっと見は写真入りでわかりやすそうと思ったのですが、実際にこの本を見ながら作ってみると、予想していないことが多く苦戦しました。たとえば、糊を塗った布は水分を含んで伸びて歪んでしまったり、角の処理が写真と説明ではよくわからなかったり。写真入りで基本的な作り方を説明している箱は内側に和紙を使うので、布を使いたかった私にはそれもわかりにくかったです。また、せっかくの写真も、柄のある布を使っているので見にくく、いろんな面で私のように全く初めての人向きではないと感じました。
今は他にも本が出版されているので、わざわざこの本を購入しなくてもいいような気がします。