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国際経済―理論と政策〈2〉国際マクロ経済学 (新経済学ライブラリ 別巻)

価格: ¥4,200
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新世社
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国際マクロはともかく・・・ ★★★☆☆
いわゆる標準的な国際経済学の中級書の邦訳です。なので、原書自体にあたるのはめんどくさいし、かといって他に適当なレベルの本もあまり知らないし、というような大学の学部生にはもってこいの内容でしょう。ただし、次の点で注意が必要です。(1)数学的にそれほど定式化されていないので、貿易理論の扱いに関するトレーニングには向いていない(2)(中級書なので当然ですが)あくまで、貿易が行われている(もしくは行われる)状態についての基本的な設定の理解ないしは習得に重点が置かれている、という二点です。私はマイクロ理論の学習からそのまま貿易理論の学習に移ってしまったという苦い経験があります。(基礎的な事柄で知らないことが色々出てきて苦労した、または苦労しています。)ですから、基礎からみっちりやりたいという学部生のかたにはお勧めです。
「国際」的に使いにくいとは。。。 ★★☆☆☆
原書は確かに米国では標準中の標準。国際金融のほとんどのクラスで教科書に取り上げられています。だからこそ、なのですが、翻訳(と編集)、どうにかならないものですか。一番困るのは、いわゆる太字の重要語句に原書の用語が添えられていないこと。例えば、「経常収支」は英語では"Current Account"というのですが、それが原文の中で添えられていない。単純に不親切です。あるいは、資産(Asset)、資本(Capital)、など原語がないと、むしろ日本語に引きづられて入らぬ誤解をする用語が結構あったりします。「国際」経済の本なのに、皮肉にも、他の海外の書籍を読むことをむしろ妨げているように思えるぐらいです。最後に、原書は既に第6版。そろそろ改訳してもいいのでは。

ということで、英語にある程度自信がある人は原書を是非。クルーグマンの主張は、英語で読んだ方が構造がわかりやすいことが多いですから。

世界最高水準の国際経済学入門書 ★★★★★
現時点で、読みやすさと、説明の仕方のうまさの点で、世界最高の国際経済学入門書であろう。現実で起きている国際経済の最新問題と、国際経済学の学術的研究の最新の結果とをバランスよく取り入れている。最近、経済学研究の一潮流として、ゲーム理論を中心とした数理モデルを用いて政治過程を表現し、投票、議会、ロビー活動、官僚、財政金融政策など、経済活動に重要な影響を及ぼしていそうな制度を分析する、いわゆる「政治経済学」の研究が活発であるが、本書でも、貿易政策の説明で、その成果が用いられている。(次の改訂の際には、国際金融の分野での政治経済学的研究の成果が反映されるかもしれない)。

日本の教育での使い方としては、ミクロ経済学、マクロ経済学の入門を学習し終えた国際経済㡊??関心のある学生を対象とした学部ゼミで、学生にレジュメを切らせて、時折インストラクターが説明を加えていくといった使い方が最も効果的であろう。

なお、値段は、日本の学部生の感覚からは高額であるが、原著の(確か)120ドルくらいよりはましであり(アメリカの学部向け教科書としてはこれくらいが平均的値段であり、それが平均というのがアメリカというところなのですが、それはさておき)、日本語訳が出るのを待っていると、原著の新版が出るというくらいに頻繁に改訂なされているので、日本語訳を待つことは止めた方が良い。

本当のマクロ経済学 ★★★★☆
日本の経済学部で学ぶマクロ経済学は貿易をしていない国を分析しているものです。この仮定は、現実からかけ離れている経済学の様々な仮定のうちでも最たるものの一つです。そんな非現実的な理論でも習得するとお役人にもなれますが、少しでも現実的なこちらを学んでから政策を考えた方が日本のために良いに決まっていますよね。なんでこんなことになっちゃっているのでしょうか。
アメリカの貿易テキスト ★★★★★
著者のクルーグマン、オブズフェルドは、どちらも米国の学者として超一流の方々です。この本は、アメリカの学部上級から修士レベルで貿易論のテキストとして使われています。内容的には、著者の関心から、貿易政策について書かれた部分が非常に多いことにあるといえるでしょう。本で取り上げられる例が、アメリカでのことであるため、日本で用いるためには、やや使いずらい面もあります。また、コンパクトな分かりやすさを持つ日本の教科書と比べると、一般にアメリカの教科書は、長い文章で説明する傾向がありますので、なじみのない人には、最初は読むのが少し辛いかもしれません。