ということで、英語にある程度自信がある人は原書を是非。クルーグマンの主張は、英語で読んだ方が構造がわかりやすいことが多いですから。
日本の教育での使い方としては、ミクロ経済学、マクロ経済学の入門を学習し終えた国際経済㡊??関心のある学生を対象とした学部ゼミで、学生にレジュメを切らせて、時折インストラクターが説明を加えていくといった使い方が最も効果的であろう。
なお、値段は、日本の学部生の感覚からは高額であるが、原著の(確か)120ドルくらいよりはましであり(アメリカの学部向け教科書としてはこれくらいが平均的値段であり、それが平均というのがアメリカというところなのですが、それはさておき)、日本語訳が出るのを待っていると、原著の新版が出るというくらいに頻繁に改訂なされているので、日本語訳を待つことは止めた方が良い。