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TVJ (文春文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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どこかで観た事がある面白さ ★★★★☆
某文学賞に応募した、作者の幻のデビュー作なのだそうだ。
だけど、この作品で賞は取れないだろう。それどころか、
吊るし上げをくらっても仕方ないと言うのが素直な感想である。

作品としては非常に面白い。軽快なテンポで一気に読める。
だけど、どこかで観た事がある面白さなのだ。犯人の行動や
狙いなど、容易に想像がついてしまう。

ただ、登場人物のキャラクター作りの上手さ、軽快なストーリー
運び、交渉人の登場など、その後の作者の活躍を感じさせる
ものはある。

一つ気になったのは、コンピュータルームに消火器が置いて
あるのだろうか、という事である。普通、大規模なコンピュータ
ルームでは、消火設備にはハロンガスを使うのではないだろ
うか。まあ、瑣末な事ではあるが。
設定はおもしろそうだったのにな ★★★☆☆
女性が活躍するアクション小説(映画も)は大好きなのですが・・・
しかもこの主人公のようにフツーのOLさんが活躍するっていう
設定はおもしろそうだったのですが、

盛り上がりにかけるダイハードそっくりの小説でした。

恋人との再会のシーンなど
もうちょっと盛り上がってもよかったのではと思いました。

でも映画化したら、脚本家さんががんばればおもしろくなりそう。
446ページもあるのにあっという間に読めます! ★★★★★
他の方のレビューにもあるように、物語の展開には…とっても
ライト感があります。「ダイハードや24にも負けない」という
売り文句はある意味、このライト感のことかもしれません。
でもさすがに五十嵐さんの文章、グイグイ引きつけてくれます。
主人公が、恋人との「長すぎた春」のような展開を「あ〜あっ」
と考えている日常のなかで、ありえないような事件に巻き込まれ
た時点で、恋人のことをこんなに大切に考えているんだーと、
読者としてビックリな展開も面白かったりします。
事件やスリリングな展開はすごくいい感じです。
でも、そこに絡めた恋愛の部分はちょっともう一ひねりほしかっ
たかなーというのが正直なところ。
でもでも、面白かったです!
面白くない ★☆☆☆☆
はっきり言って面白みが無い
犯人の行動や真の目的、主人公の行動など某映画のネタを真似てる
としか思えない。箇所が随所にみられた。
帯には24やダイハードを超えたみたいな事を書いてあったが、それらの足元
にも及ばない。
買って損した。
テンポよくサクサクと読めます ★★★★☆
TV局に勤める由起子は、ちょっと友人より遅い春を迎えることになり幸せ一杯の筈だったが…。勤めているTV局は何者かにハイジャックされ婚約者の圭までも人質になってしまった…。圭を助けるためにしがないOLの由起子が奮闘することに…!?★エンターテイメントとしては、サクサクと読めてなかなか面白かったです。★まさかまさかでこんな奇跡的に物事がうまく行くことはないだろうとちょっとツッコミを入れてみたくなる部分もあるけれども(笑)。★どちらかと言うとライトなハイジャックなお話です。