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イラク自衛隊「戦闘記」

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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現場の舞台裏 ★★★★★
イラク復興支援の「ヒゲの隊長」、佐藤議員の著書です。
あまり報道されることのなかった「現場の舞台裏」が垣間見えます。
新聞やテレビなどのメディアの報道がいかに一面的かが感じられます。
まるで
「自衛隊による海外支援」=「日本の海外侵略への第一歩」
であるかのような偏向的な見方・報道も見受けられますが、決してそんなことはないでしょう。
新潟の地震や阪神大震災、長崎の雲仙などなどこれまでの実績を冷静に見直してみてください。
日本の代表としてのプレッシャーを背負って、まさに「命懸け」で国際貢献している現場の人たちのことを考えてみて欲しいと思います。
と同時に、国内の政治政略、党利党略に振り回されることなく現場で働ける環境の整備に向けて、佐藤議員にはますますの奮迅を期待しております。

グローバル化が進む中で、「海外との貿易なしには成り立たない日本」が、今後世界とどうかかわって行くか、世界にどう貢献して行けばよいかを考え直すきっかけにもなってくれそうな一冊だと思います。
当事者自身が語る話は説得力があります ★★★★★
イラクの復興支援の「ヒゲの隊長」佐藤一佐の本です。彼は退官し、2007年の参議院選挙に自民党から出馬するそうです。

さて、、、
イラクへの復興支援に際して、メディア、とくに偏向した一部メディアは、自衛隊がまるで人殺しにでもいくかのようなキャンペーンをはりました。

ですが、本書を読めばよくわかるとおり、自衛隊はまさしくかの地の復興支援に赴いたのです。そしてそれは一定程度の成功を収めたと思います。著者たちはイラクの人たちに愛されました。自衛隊員たちの、復興にかける情熱が伝わったからです。

また、一部には、復興支援などは民間に任せればいい、軍隊がいくことではない、という意見もありました。

ですが、やはり本書を読めば、民間人が丸腰で作業をできるような環境ではないのがわかります。

「自衛隊=軍隊=人殺しの集団」というきわめて短絡的な思考回路しか持たない人たちに、本書のような「現場」発の情報をしっかりと理解してもらいたいと思うのです。その上で、批判するべきは批判し、より建設的な議論ができるようになれば、と。


それから、本書で知った話ですが。
2004年に3人の日本人が人質になる事件がありました。
その際、自衛隊がいたサマーワで大規模なデモが行われました。自衛隊批判のデモではありません。
「テロリストに屈しないで、自衛隊に残って欲しい」というデモだったのです。そんなこと日本のメディアは一切報道しませんね。(CNNは放送しましたが)

こういうことを知らしめる本は貴重だと思います。
日記としてなら面白い本 ★★★☆☆
本書は、「ヒゲの隊長」が自らのイラク復興支援活動について著したものだ。タイトルのとおり、日記のように気軽に読める。
本の前半部分において、著者はイラク復興支援に際して自衛隊が数々の困難に直面したこと(任務に参加する隊員の日本での待遇や、現地との調整のことなど)を述べている。そして、それらを乗り越えるためには、これまでの陸上自衛隊の硬直的な組織には限界があり、本活動に際しては部隊行動よりも個々人の機知による活動を奨励していたこと等が記されている。また、現地のアラブ人との交流のプロセスについても面白おかしく、克明に記されている。このあたりの叙述から、著者は任務を全うするために組織の枠を超えて活動していた有能な部隊長であったことがわかる。
ただ、本書の後半部分はあまり評価できない。主に政治家を志望していることについて触れられているのだが、前半で陸上自衛隊の組織を批判していたのに、後半では「先輩方の築いてきた伝統が本活動の成功をもたらした。」など、OBに対するリップサービス的な記述が散見される。また、全般的に視野が狭く、防衛省の一官僚の見解としてなら合格点だが、国会議員の候補者として大局的な物の見方ができているかというと、怪しい。さらに、国際協力や人の絆など、漠然とした目標が掲げられているものの、議員になってから具体的に何をしたいのかについては明確には触れられていない。
筆者が政治に関して述べていることは割り引いて、元自衛官の日記としてなら評価できる一冊である。
佐藤さん、おつかれさまでした。 ★★★★☆
イラク復興支援の先遣隊隊長として精鋭部隊を引き連れ颯爽とした姿でTVニュースに出ていた、あの「ヒゲの佐藤」さんが書いた本だ。
本書の内容は自衛隊という立場上、少し固めであり、「戦場」「砂漠の最前線」といった緊迫感はオブラートに包んであり、ほんの少し垣間見る程度である。
現地周辺部族との土地の交渉から復興支援に至るまでの顛末を綴った「佐藤商会」というフレーズが佐藤さんの口から出ているのがユニークだ。
アラビア商人の終わりのない長けた交渉術に対して、日本のインテグラルなすり合せ交渉術、つまり、気配り、もてなしといった隙のない細かい配慮で交渉相手との信頼関係を作るといったことで成し遂げたものだ。
欧米などのドライで武力による高圧的なものではなく、一度も武器を手にすることはなく、つまり人を傷つけずに「イラク復興支援」を成功させたことは人道的に立脚した評価に値する。
賛否両論の結果、国を挙げての自衛隊派遣によるイラク復興支援、それを完璧に成功させなければならないといったミッションを与えられ、先遣隊としてその責務は計り知れない労力であったと伺える。
現場からの獅子吼を聞け! ★★★★★
 『事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!』というセリフを思い出すくらい、現場の重要性について書かれています。
 イラクの復興と日本の名誉の為に、現地へ派遣されるにもかかわらず、日本の航空会社は拒否し、空港事務所は迷彩服で空港に来るなと非礼を尽くしています。イラクでは過剰な期待の元、黒子に徹し(だからマスコミ報道では大した事をしていないように見えた)「何事も前向きに、焦らず、正直に向き合って」現地での信頼と友好関係の構築に貢献し、任務を果たしています。
 集団的自衛権ついて、武器使用を伴う治安維持活動への参加は、現在の法規制下では「現場隊員の負担は相当なもの」として反対していますが、自衛隊はその装備と能力は持っているとして議論する事を提案しています。
 政府発表やマスコミ報道では分からない「現場」を知る事が出来る本です。政府発表やマスコミ報道に疑問を持っている方、国連信者や憲法9条派の方には、特にオススメしたい本です。