マインド(思考)は必要なときに使うもの
★★★★★
この本はいかにマインドをコントロールすることが重要か、またどうす
ればマインドを使いこなせるかを説いています。一説によると人は起き
ている間に何万もの考えが頭の中を通り過ぎていくといわれています。
それはマインドから来るものであり、マインドは機械的な様々な過去の
記憶や出来事をのべつ幕無しに流し続けます。マインド自体は必要であ
りなければ思考がなくなり愚鈍になってしまうので制御することが大切
になります。無意識に生きるとマインドと同化してしまい、自分の心
の声がわからなくなり自分の本質から離れ、そこに苦痛が生じます。
我々はマインドではなく、マインド(思考)は必要なときに使うもので
これを忘れるとまるで他人が我が家に上がりこみ主人の顔をしてしまう
とOSHOは言います。現代の社会、文明では知性が重んじられて本質を
軽視しがちです。私自身も袋小路に入った気持ちもあったのでこの本に
書かれてあった内容を読んでマインドに埋もれている自分に気が付き
ました。なかなか今までこのようにマインド、思考のことについてここ
までの洞察をもってかかれた書物には出会えなかったので大変参考にな
りました。