第2部では、天体とそれ以外の感受点についての説明があります。これは、ASC、MCなどのアングルや、ドラゴンヘッド・テイル、小惑星、POFに代表されるアラビック・パーツ、ミッド・ポイントなどを含んでいます。第3部は、感受点同士の関係を解釈するための手がかりとして、アスペクトやミッド・ポイントについて論じています。これらを総合して、第9章では、感受点同士のアスペクトについて、それぞれ解釈の要点が掲載されています。第4部は、サインについて解説されています。第10章でサインの性質や要素、品位の問題について説明があり、第11章で各サインの意味について解釈が書かれています。第5部は、アングルとハウスについてかかれており、第14章に各ハウスの意味について解釈が載っています。
本の最後には、全ての内容を要約した表もついており、実用的な利用にも便利な体裁になっています。占星術についての全般的で丁寧な説明のある本ですから、中級レベルの入門書として使えるのではないかと思います。