【CD】桂米朝(カツラ ベイチヨウ)/発売日:2006/06/28/TOCF-55091///<収録内容>[1]〈第一集〉(1)愛宕山(2)犬の目(3)魚の狂句[2]〈第二集〉(1)宿屋仇(2)厄拂い[3]〈第三集〉(1)猫の忠信(2)くしゃみ講釈[4]〈第四集〉(1)阿彌陀池(2)軽業(3)動物園[5]〈第五集〉(1)佐々木裁き(2)米揚げ笊(3)狸の賽[6]〈第六集〉(1)仔猫(2)京の茶漬(3)親子酒[7]〈第七集〉(1)算段の平兵衛(2)蟇の油(3)商売根問[8]〈第八集〉(1)どうらんの幸助(2)明石飛脚(3)世帯念佛[9]〈第九集〉(1)鯉舟(2)足上り(3)いもりの黒焼[10]〈第十集〉(1)地獄八景亡者戯 ※〈紙サックケース〉
何度も聞いて楽しんでいます。
★★★★★
桂米朝さんのまだ若いころの落語が満載です。
声に張りがあり元気な落語が聴けます。特に私が年少のころたまたま聞いた”仔猫”が入っていました。どこで聞いたのか忘れましたが、寄席で非常に怖かった事を今のように覚えています。それを又聞けたのでうれしかったです。
寝る前に一話を聞くのが日常になります。聞き倒したら次は第二期購入を楽しみにしています。
ここにしかないもの
★★★★★
この全集は一枚一枚ばらしての購入は出来ない。
10枚セットだから価格もチョット高めである。
が、この商品、買って損はしないと私は思う。
同じ本を20代に読むのと30代に読むのとは、
理解の仕方も感じ方も違う、落語もそういうものである。
落語は肉体表現である。
米朝の、この年齢、この声にはここでしか会えない。
録音時期がかわって数種類の全集が発売されているが、
これは若いときのものである。
ココだけでしか聴けぬと思われるもの、抜粋しておく。
ディスク1 魚の狂句
ディスク4 動物園
ディスク5 佐々木裁き・米揚げ笊
ディスク6 親子酒
ディスク7 蟇の油・商売根問
ディスク8 明石飛脚
桐箱に入っていない国宝
★★★★★
米朝さんが人間国宝に選ばれた時、米朝さんを茶碗みたいに桐箱に入れて高く売り飛ばそうという弟子のギャグがありました。桐箱には入っていないものの、この全集こそ国宝に値するものです。昭和50年前後の録音が収められていますが、若々しくも古格を感じさせる名演ぞろい。上方落語の豊かな実りが存分に堪能できます。
米朝さんは上方落語を発掘し、考証し、独自の解釈を加えて完成させた。そのような劇的な作業をひとりで成し遂げた人は、各界を見て何人もいない、とは司馬遼太郎の評ですが、それを実感する全集でもあります。
第1集の中で私好みの噺を挙げれば、「猫の忠信」「阿弥陀池」「動物園」「米揚げ笊」「狸の賽」といったところでしょうか。
米朝さん十八番の「地獄八景亡者戯」については、平成2年の録音を収めた「特選米朝落語全集」のほうが私は出来が良いと思います。しかし、それはこの「上方落語大全集」の価値を聊かも下げるものではありません。聞き比べを楽しんだうえ、勝手な軍配を上げるのも、またファンの楽しみというものです。
第二弾購入予定です
★★★★☆
贈り物として購入。自分は聞いてないけど、とても気に入ってもらったので、第二弾も購入予定です。