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仙境異聞・勝五郎再生記聞 (岩波文庫)

価格: ¥863
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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お大尽閑居してオカルトを好む ★★★★★
ヨーローッパでも日本でも、中世でも江戸時代でも、近代でも現代でも、オカルト体験者のスポンサーは
暇なお大尽と学者たちであった。作者平田篤胤の周りには蘭学者や天文方が集まってくる。
そのへんは現代も同じでオカルト研究にもっとも資金を出したのはSONYの井深大さんで、
自社内にエスパー研究所を持っていた。井深さんなきあとは直ちに廃止されましたが。

1819年の江戸。幼い頃から不思議な能力を持っていた寅吉は、壺中から山へと連れ去られ、天狗よ共に異界で暮らす。
数年後、再び江戸に現れた寅吉は天狗小僧の異名を取って江戸中に話題を巻き起こす.これは国学者、
微にいり細に穿つ長期間にわたるまさしく質問攻めの記録である。

もうひとつは、1822年、武蔵国多摩の百姓の倅で8歳の勝五郎が生まれる前のことを記憶していると言い出したのです。
勝五郎は前世での出来事、死後に出会った謎の人物のこと、この家に生まれたいきさつ等を詳細に語ります。
半信半疑の祖母に手を引かれ、前世に住んでいたという村へ出かけると…
カスパー・ハウザーと一緒に ★★★★★
当時の知識人がまじめな顔をして子供に天狗の事をたずねている様子は、今読むと滑稽ですな。天狗の着物は全身タイツのようなものであったり、まあとにかく質問責めでありまして、質問も回答もなかなかおもしろい。学術的にとても意義のある書物なのかも知れませんが、こうして学問の外野にいるワタクシのような者が読んで面白いのだから傑作であります。カスパー・ハウザーの話なんかとよみくらべてもイイかも知れません。
神隠しされた当人へのインタビュー記録。面白い。 ★★★★★
神隠しの言い伝えは古くからあるが、このように神(山、天狗)にさらわれた本人自身へのインタビュー記録はあまりないのではないか?。江戸の当時、さぞかし話題になったであろう。「本当に?」といった話しが続くのだが、15歳の少年にしてはやけに受け答えがしっかりしているし、知識も豊富。地球について語るくだりは、まるでスペースシャトルから眺めているかのよう。とにかく読んで楽しめます。
冬がきます ★★★★☆
読み始めていますが文字が小さくて疲れます。内容は興味ある「再生」です。確認しながら読んでいます。