長く造園業にたじ触ってきましたが、この本を読んで眼から鱗が何枚も落ちたようです。

　本書は目からウロコ、ナルホドの連続で、これを熟読してから街中を歩くと、他人の家と街路樹を見る目が変わります。「下手くそな剪定しとるなー」とか「うわっ木が枯れかかっているやないか」と批評することができ、退屈しなくなります。これは子供にとって素晴らしい理科の教科書になっています。

　樹木を愛して樹木と会話したい日本人のための名著が「図解 樹木の診断と手当て―木を診る・木を読む・木と語る」です。

樹木医受験のために購入し、無事に合格しました．
私は造園設計事務所を経て、現在は造園施工管理の仕事に就いていますが、植木屋の常識が樹木医学の世界では非常識となっている事もあり、読んでいて目からウロコが落ちる思いでした．
樹木医受験においては、勉強する範囲が広いため、本書だけでは充分ではないのですが、最初に読んでおくことで、樹木医学の概観を理解できるようになります．

綺麗な図説に簡潔に書かれた説明ですが、十分です。家から持ち出して楽しみましょう!

　剪定の本ではないが、今、自分の目に映っているその樹の姿は、それまで、その樹が体験して来た「結果だ」、という当たり前の観方を学んだ。ものの見方も学んだ。