第1部のクライマックス
★★★★☆
第1部の最終巻だけあって、今までの巻で張られていた謎が少し明らかになっています。
フィノの闇は、残念ながら謎のままですが、魔族が狙う魔道具の正体や
セロやフィノの過去やセロの両親などが、明らかになります。
かなりの数の謎が明らかになるので、このシリーズのファンには、読み応えがある巻です。
あらすじは、
エルフール王家を乗っ取った魔族の西天将とアルカインの最終戦。
上巻のような形で終わった前巻で、魔族に捕まったセロとフィノとヴィオレ。
そんな中、招かざる客 魔族のNO2の北天将が、エルフール城にやってきた。
イラストレーターは、碧風羽さんです。
この本でエルフール編が終わり、次巻から第2部へ、
辺境の田舎で狭い世界だったセロは、より遠く広い世界へ旅立つみたいです。