本家のバーミンガムのｃｃｃｓが業績らしき業績も残さず、人材も排出しているわけでもないのに、こんな方法論ばかり入り込み、流行するのはどんなものか、結局安直に流れ、サブカルチャーと学者どもか戯れ始めるのが、眼に見える。
　芥川賞がやたら価値を下げたのと、軌を一にしている。
　彼らカルスタが敵視しているハイカルチャーというものが存在しているなら、教えてもらいたい。…ハイソサイエティーなら戯画として存在しているが、高等文化＝芸術なるものは、既に死に絶えたのか？ものすごい少集団として、隠れ住んでいるかどちらかである。

ご存知、CS（カルチュラル・スタディーズ）の泰斗である吉見俊哉氏が編集し、様々な論客がCSにおける問題の視座をわかり易く簡潔にまとめている。CSって何！？と考えている人には、良い「入門書」であると言えるだろう。ただ「入門書」であるが故に、理論が身に付く訳でもなく物足りないと感じる人も多いかも知れない。高校生～学部生向き、と考えて良い。