いい理論かもしれませんが穴狙いだけあって的中率は低くコンスタントに当てないと資金が続かない人には使えません。
あともちろんこの理論だけしゃなく他にしっかりした理論がないと当たらないでしょう。
つまりこの本はある程度しっかりした理論を持っていて資金も豊富な人用の本です。

単刀直入に良いと思います。自分もかなり似た理論の元に予想していた事もありすぐにのみこめました。
栗東坂路については以前から穴をあける馬が多いと思い時計のバランスなどは重要だと思っていましたが
栗東ＣＷやＤＷについては非常に為になりました。自分も独自に基準タイムを作って予想に使っていましたが
すでに一番めんどくさい基準タイムが記載（当たり前か）されているので独自に詰めるより非常に近道を
したような印象です。調教時計での予想の爆発力はすでに実証済みでしたので自分にとっては同じような
スタンスで予想していてなおかつ大幅プラス収支にまでもっていく方法（昇華）はすごいの一言です。
著者も書かれていますがこの方法＋自分の予想というようなパターンが良いかと思います。
あとはいかに自分のものにできるかどうかですね。
ただ馬券の買い方は自分には真似できません（笑）ただし穴馬が発見できるので３連単ではなくても
ワイドでも回収率はかなりのものでしょう。大袈裟に言えば１０戦１勝でも回収率が１５０％なら良しと
いう方にはお薦めかも。

調教時の馬場差や通過コース（内外）等あまり深く分析せず、通過タイムと強弱（馬なり／一杯等）だけでポイント化する調教予想方法なので、シンプルな予想が良いという方にはお勧めです。ただし、これだけを予想ファクターとして使用する場合は、馬券はそんなに当たらないと思います。調教以外で自分が重視している予想ファクター（タイム指数、血統等）が別にあって、参考程度に調教の状況も予想のファクターに入れておきたいというケースで使えると思います。私の場合は、5〜7頭のボックス馬券を買う時で、どの馬を取捨するかを迷った時にこの本に記載されている調教ポイントを参考にしています。そんなに多くのデータを分析した訳ではないですが、高ポイントだった馬は人気よりも着順が上のケースが多いような気がします。

まずこの本を何回か読んで実際試して思ったこと。
栗東坂路以外水曜、木曜の追い切りの馬場状態を考慮していない。
なので追い切りで雨が強く降って馬場が悪くても、良馬場でも同じ基準のタイムと照らし合わせて判断しての評価になってしまう。
せめて雨の日の考え方や注意点を書いて欲しかった。
そして栗東CWは基準タイムを超える馬が多く、多くの馬にポイントがつく時もザラにある。そしてそこからの絞り方についての記載はない。
調教は馬券を検討する上で参考になることがわかった。
しかし各調教コースの説明で、ああなるほどと思う部分もあれば、あれ？内容が薄いなと思うところもあった。
ブルボンとか自分の過去を書くくらいなら、もっと予想に関するところを細かく書いて欲しかった。あと内容の割りに長いのでもうちょっと簡潔にまとめられたはず。著者が馬券で勝ってるから読者でも勝てるというものではない。
まだこのタイムショック自体完成形ではなく、まだツメが甘いかな。
その理由は個人的には調教の通るコースについての基準の記載がない(内外)、調教コースの馬場状態についての補正がないことから、うーん、これを鵜呑みにしていいのかと思うところは幾つか発見した。
完成とは言えないなと思いましたね。なので星3つが妥当なところかな。
ちなみにこの本にも書いていますが買い目の点数はかなり多くなることが多々あります。なので馬券にお金をあまり注ぎ込みたくない方、馬券は絞ってナンボだって方は注意が必要です。
あと、著者が有料で予想配布してるのも残念。この本だけでは足りないからといういい証拠。
自分の予想ファクターが確率してる方には、ごっちゃになるのであまりオススメはしません。