観測者の位置
★★★★★
作り手の視点でこれだけ物語は変わるのか という好例 星5個
お約束フォーマットに依存した週刊連載ヤンキーマンガと異なり、
アフタヌーン読者(俺含む)にとっての秘境
80年代ヤンキー文化を冷静に観察している
そして、ヤンキーという存在も見事にシステムに絡め取られていることを
(例:喧嘩の手打ちはヤクザの収入)
ここまで明け透けにしている様はメタフィクションの一種とも言えるし
漫画という表現は本当に奥が深い・・・
この世にロクな出口や自由なんてものはどこにも(ヤンキーになっても)無いから普通に頑張ろうという前向きな気分になれる部分があるのが本当に不思議
(モラトリアム向けの漫画が多いアフタヌーンに連載している故?)