有名料亭の味を再現したい人向けの本です。　調理の説明は、簡潔にまとめられており、一般の料理本とは別格です。　もともと、一流料理人（いわゆる職人）の作る、一流料亭のお料理についての本ですので、素人がわかるように懇切丁寧に作れば、相当なページ数になるでしょう。　

京都吉兆のお料理とはこんなものです！、吉兆が考えるハレの家庭料理はこんなものです！といった内容になっています。
アレンジの仕方や、ワンポイント、コメント内のアドバイスなど、お料理好きの人には「なるほど！」というものがあると思いますよ。
また、食材ごとのまとめになっているので、旬の素材を考えつつ献立に取り入れるにも見やすい構成です。

星が１つ足りないのは、帯にある「家庭で簡単に作れます」の文言について、簡単なものもありますが、手間を惜しまないで作らないと美味しくできないものが多いので、「簡単に」と思うと外れるからです。

シリーズで春・秋・冬とありますが、他もおすすめです。　でも、手間はかかりますよ。

私が期待しすぎたのか、あまり参考になりませんでした。。
普段のお料理ではなく（少しはありますが）、かといって友達を招いた際に、という感じでもなく、いつこういう料理を作るのかな？と思いました。
自分好みの料理で無かっただけかもしれません。