また要約されていることで、要点をすばやく掻い摘んでいけるので、総復習をする際にも大変役に立ちました。どういった時に書かれた御書なのかの背景も、この本は簡単に語っているので大いに助かります。
この著者のすごいところは、要約する際に簡単な法門に関する一覧(例えば、139、140、160、198、233-234、250、252、300ページなど)を載せていて、どういった対比で書かれているか、要点はどれくらいか、どういった人師がどれを拠り所としているのか、どこの御書には凡夫即極などの法門が明確に書かれてあるか、どこの御書はそれが書かれていないのか、ということがすぐにわかるようにしてくれている点です。
御書の要点を手短にしかも総合的に知る本としては、この本は買って損することは絶対にありません。超おすすめです。