意外と記憶に残るアンソロジー
★★★☆☆
収録作品
・「僕の恋、僕の傘」……ジョン・マクガハン
・「床屋の話」……V・S・プリチェット
・「愛の跡」……フィリップ・マッキャン
・「ブロードムアの少年時代」……パトリック・マグラア
・「世の習い」……ヴァレリー・マーティン
・「ケイティの話一九五〇年十月」……シェイマス・ディーン
・「太平洋の岸辺で」……マーク・ヘルプリン
・「猫女」……スチュアート・ダイベック
・「メリーゴーラウンド」……ジャック・プラスキー
・「影製造産業に関する報告」……ピーター・ケアリー
・「亀の哀しみ アキレスの回想録」……ジョージ・フラー
・「燃える天使 謎めいた目」……モアシル・スクリアル
・「サンタクロース殺人犯」……スペンサー・ホルスト
正直、ちょっと趣味ではなかったんだけど、後半に好みの作品がかたまっていて、それなりに満足。とはいえ、他の作品も意外と記憶に残っている。
お気に入りは、「床屋の話」、「ブロードムアの少年時代」、「猫女」、「メリーゴーラウンド」、「影製造産業に関する報告」、「サンタクロース殺人犯」あたり。特に「猫女」はいい狂い加減(笑)「サンタクロース殺人犯」はラストで吹いた 。