この本の紹介文には、「「To Loveる」の雰囲気を壊さない出来になっていると思います」とありますが、TVアニメやOVAほど惨憺たる出来ではないないものの、原作と比較してしまうと、各キャラの行動や台詞に違和感を覚える部分が多々あります。

原作とは別物として割り切って読めば気にならないのかもしれませんが、原作のファンや特にお気に入りのキャラがいる人は、あるいはその違和感に耐えられないかもしれません。

私は、自分の好きなキャラの出てくるとある章を読んでいて、少なからず退屈と辟易と、最後には苦痛を感じ、結局途中からは流し読みになってしまいました。

個人的にはこの商品の購入は失敗だったかな、と思っています。

本作はララ達ではなくサブキャラのヒロインをメインとした話が4話+1話で構成されています。 一話目がタイトルにもなっている『危ないガールズトーク』を春菜、リサ、ミオが3人でする話です。 挿絵も内容もエロいです… 二話目はヤミが美柑とたい焼きを作る話です。エロは殆ど無いですが良い話です。 ヤミファンなら見て損無しです! 三話目は唯の話です。 一話目並に挿絵がエロい…。話も勿論エロいです。 詳しくは読んでからのお楽しみです… そしてこの小説のメインと言っても過言で無い四話目は沙姫がナースになって看護する話です。 ページ数や挿絵もこの話が一番多くなっております。 原作ではあまりスポットを浴びない彼女ですがこの話では沙姫の『優しくて面倒見がよくて思いやりのある人』という性格が充分に現れてると思います。 オリジナルキャラのサラセニアちゃんという女の子が登場しますが、彼女との最後の別れのシーンでは沙姫ファンでなくても涙を流してしまう位の良作です。 この話は本当にお勧めです! 5話目はミカド先生とお静の会話です。 サブキャラメインなのにルンが全く出ないのは残念ですが、良い話ばかりなのでTOLOVEるファンの方は是非!