助けるということ
★★★★☆
新聞記者ロペスが「ナサニエルを助ける」という行為に固執する姿を見て、じつは「自分を助けたい」のだなと思った。
ソリスト=ソロ奏者という主題から見ても、ソロには伴奏がつきものであり、協調性を失った人間(ソリスト)がそれを取り戻す困難さに対比して、組織に生きるために何かを失い続けた一見まともな男の孤独を表現している。
ロペスがナサニエルに敬称をつけ握手をする瞬間にはじめて対等な友情がはじまる。
それは健康な人が陥りがちな「驕り」を戒めているようでドキッとする。
仕事に忠実すぎて人間関係に悩みがちな都会のビジネスマンにとっては自らを省みるきっかけを与えてくれる作品かもしれない。
実話をもとにした作品はそれが足枷となって大胆な展開を産めず単調になるきらいがある。よって星は4つ。
JOJO
私は
★★★★★
とても良い映画だと思います!
俳優の演技も素晴らしい!
時間を忘れて鑑賞してしまいました。
深刻になりすぎず、思わず笑ってしまう場面があちこちにあります。クスッとしたりニヤッとしたり…
映画全体が大袈裟に誇張しすぎていないので、誠実な印象です。
心の交流や混乱葛藤を自然な流れにのせているので、再度観ると新たに感じることがまだまだありそうです。
非常に落胆した
★★☆☆☆
ナサニエルが実在の人物であるにせよ、残念ながらこの作品には
映画的な盛り上がりが全くない。カタルシスを、味わう瞬間は最後の最後まで1シーンもない。
しかも、こんなにカッコ悪いジェイミー・フォックスを見たのは初めてだ。
ホームレスという設定のまま汚いだけで、内面の天才的煌めきなどは表現できていない。
本人も、映画を見て出演したことを後悔したのではないか。
イギリス出身のジョー・ライトという監督に才能は感じない。
作品に感動ない/物語にカタルシスない/役者に煌めきない/演出に冴えない
「ないないずくし」の超凡作だ。ロバート・ダウニーJrなんて、出てたかな、くらいの感じ。
申し訳ないが断言する。これなら、本物のナサニエルをドキュメンタリーで撮ったほうがずっと面白かったに違いない。
Happy?
★★★★☆
自分の未来は何が豊かになれば、幸せなんだろう?
どんな出会いや機会が自分を変えていくのか?
それが分かれば苦労はしない。
少なくとも機会が訪れたときは、拒まない方が面白そうだ。
機会を拒めば、現状は変わらない。
変わらない安心感を手に入れるだけのつまらない人生になりそうだ。
期待しすぎた
★★☆☆☆
もうちょっと違う撮り方をしてもよかったんじゃないかな。
言いたいことはわかるけど、まとまりが・・・。
え?これで終わっちゃっていいの?と思った。