最初はＤＶＤが出るまでの繋ぎのような気持ちで購入したのだけれど、映画の空気作りに非常に大きな比率で貢献していることが分かります。
昨年ロケ地を訪ねたときにipodに入れとけばよかった。
すばらしい作品です。
これに匹敵出来るのはデヴィッド・リンチ監督作品のアンジェロ・バダラメンティか、くるりの「ジョゼと虎と魚たち」くらいしか思い浮かびません。感動。

この映画を見る前、映画館内で流れていたBGMがずっと耳について離れなかった。映画そのものは一瞬たじろいでしまったが、見続けると本当に切ない話。ペ・ドゥナさんの「意志を持った空気人形」がとても哀しい。その映像にずっと寄り添う形で流れていた音楽。映画中盤でながれた「生命は」の一言にずっと惹かれた。
こんなに映画に寄り添っている音楽を聴くのは本当に久しぶりで、思わずOSTを購入した。
透明感あふれる音･音･音。
見事なまでに映画の世界観を表している。そして最後にずっと気になっていた「生命は」の朗読。
欲しいもの満載。満足のいくOSTであった。
DVD化が望まれる。

映画の全編におけるシーン毎の映像に、まるで空気感のようにまとわるサウンド。
その一体感はペ・ドゥナ演じる空気人形のピュアであるがゆえの切なさを視覚、聴覚を通じて忘れがたい記憶へと焼き付けてくれる。
フィクションでありながらまるで現実との境目を感じさせない下町の猥雑さを、客観的でありながらまさに生まれながらに映像と一体化していたかのような心地よさ。
是枝監督の繊細さとペ・ドゥナだからこそ演じられた空気人形にとって、この作品自体が持つイメージを見事なまでに昇華させてくれている。
サウンドトラックとしても珠玉の一枚。ファンならずとも、是非お勧めです。

映画を見たら流れてくる音楽がとても気持ち良かったので
探していたらworld’s end girlfriendでした。
監督はHurtbreak Wonderland を聞いて世界観を気に入って
音楽を依頼したらしい。心地いいです。

楽曲自体もすばらしいく、しかも、ジャケットにも創意工夫がされています。

これは…、なんか切ない。手にとって確認してもらいたい仕上がりの映画『空気人形』サウンドトラックです。