飛行機モデル・ビギナーには有り難い特集記事...
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今月のモデルアート誌の特集記事は「飛行機モデル Q&A シーズン3」となっています。
私は普段はAFVモデル中心に製作しているのですが、最近WWIIの飛行機モデルでも魅力的なキットが多数発売されたことから、飛行機モデルにも取り組もうとしている、「飛行機ビギナー」です。
特に今回の特集記事での作例となった機体で、零戦22型や天山、Bf109-Fなどがあり、丁度手がけてみたいキットが題材となっているので迷わず本誌を購入しました。
特集の内容として、
Q. 何となくエッジの甘さを感じるキットは、どう加工すればシャープに仕上がるの?
Q. 塗料や接着剤の臭いのため、製作が進みません。何か良い解決策はありませんか?
Q. 機体表面のリベットをモールド表現するとき、どんな工具を使うものなの?
Q. ドイツ機のRLM79 サンドイエローはどんな色調に仕上げるのがベターなの?
Q. キットに含まれているマスキングシールやエッチングパーツの上手な扱い方を教えて!
となっています。これらの問いに対して、実際のキットを題材に丁寧に写真・図版入りの記事で解説してくれています。
まさに、これから飛行機モデルを作りたい人の疑問を解決してくれる一冊といってよいと思います。
この内容でも満足しましたし、さらに連載の「連合艦隊編成講座」では特設水上機母艦「讃岐丸」が掲載されていて、こちらも楽しめます。(大変息の長い連載です)
新作キットの紹介では、AFVクラブの1/35 ナスホルンや PiTの 1/700 グラフ・シュペーなどもあり、読み応えがありました。
MA誌の場合、いつも「実際に製作する人」の目線で記事が書かれていて概ね毎号「使える1冊」に編集されているのが、本誌が長く愛読されてきた理由かもしれません。