問題は実行に移せるかどうか
★★★☆☆
あまりHow To本に影響を受けるタイプではないのだが、自分でも仕事が遅いなと感じるほど能率が悪いと感じ、成果を出した人に学ぶことも多いだろう、と一冊手に取ってみた。要点が太字で書かれるなど、わかりやすく読み易い文体で要点が掴み取れるビジネス書なので、ポイントが頭に入りやすい。端的に言えば、「厄介な仕事から片付ける」、「スピード感が大事」、「アウトソースできるものはしてしまう」などなど、尤もなアドバイスが多く、結局近道などはないということに落ち着くのだろうか。なぜ著者と比べて、自分は仕事が遅いのだろうという内省をするためには、こういった本が役に立つ。この本に書かれたようなアドバイスを実行に移せるかどうかが、差を作ることになるから、結局は自分次第なのだろうし、自分自身のスタイルを見つけるまでの指標にはなると思う。
心構え集?具体的に得た物がなかった。
★☆☆☆☆
時間の「投資」術がよかったので読んだら、かなりスカスカな内容。
ビジネスマンの心構えを説くみたいな目線が多く、初心者向けということなのかしら。私には具体的に役に立った新しい仕事術への視点は得られなかった。
いい部分もあるけれど…無駄が多かった
★★★☆☆
平均的弁護士の10倍の仕事をこなしつつ「ノー残業、土日完全休み」の
生活を続けながら年収7000万円を維持する著者、荘司雅彦。
「スピーディに成果を挙げるのに必要なものは、最も効果的な方法論、それだけだ」
そう断言する著者の言葉に説得力があったのは、高い年収を維持しながらも
仕事以外の時間を捻出している「実績」があったから。
ただの知識ではなく、身に着けた知恵だと信じたから。
読み終わっての感想、というより、途中からどうしようもなく感じていたこと。
それは、本の趣旨からそれた「むだ口」の部分が多いということ。
・大量に調べることが最も効率的
・厄介な仕事から片付けよう
・着手してしまえば仕事の半分は終わったようなものだ
・仕事の山は前倒しに崩せ、期限の三日前には終わらせる
・がんばらなくてもいいから成果を出してね
などは役立った点ではあるけれど、「やっぱりそれって大事なのね」と再確認できた程度。
本の厚さが三分の一くらいになれば読み応えはちょうどよくなるのではと思った。
能力の高さと限界と
★★★★☆
前作の勉強法の本が非常によかったので、購入。
確かに内容的には悪くはないが、勉強法ほどのインパクトはなかったのが
ちょっと残念。
思うに、勉強本の良さは、マニアックなまでに勉強の仕方を追求したことだと思う。
そしてその結果「理解」や「暗記」を手にして、「試験」という舞台に
「素手」で立ち向かうときでも、能力を発揮できる力をつけることができた。
一方、「仕事」は「試験」とは違う。
「素手」である必要はまったくないし、ITでも何でも活用すればよい。
著者がアナログを推奨する理由が、「単なる世代的なもの」と感じられたのは、
うがった見方だろうか?
実際に、著者は本書に書かれたやり方で仕事を効率的にこなしているのだと思う。
ただ、その内容は類書に比べて極めて際立っているとは必ずしも言いがたい。
普通の著者の本であれば★5つ付けたのだが、この著者についてはさらに上を
期待したい。
英語の勉強に役にたった
★★★★★
著者の前著を愛読していたので、立ち読みをしてみたら勉強に役立つと思い購入。
「着手すれば半分は終わり」「途中でやめてもかまわない」「前倒しで処理せよ」「調べまくれ」・・・・・・。
これを英語の勉強に応用したら、今まで一週間かかっていた課題が3日でできてしまった。
小テストの成績もよくなり、課題の前倒しもできて、目から鱗が落ちる思いだ。
勉強も仕事も「ワーク」だと実感した。