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レポゼッション・メン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

価格: ¥3,990
カテゴリ: Blu-ray
ブランド: ジェネオン
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いい感じ、ありがち、なんだかな、凄い!! ★★★★☆
冒頭、ジュード・ロウ演じる人工臓器回収人“レポメン”の仕事ぶりが紹介されます。手際よく胸を切り開き、人工臓器を取り出すシーンで流れるのが「キエン・セラ」の英語版の「スウェイ Sway」です。ペレス・プラード楽団をバックにローズマリー・クルーニーが歌っているヴァージョンですが、曲調と映像のギャップが面白く、中々出だし好調だと思いつつ観ていると、ユニオン社の手口が紹介され、甘い言葉でローンを組ませ非情な手段で回収するその様子は、闇金融より酷い。そのあたりの実情を暴くサスペンス映画になるのかと思ったら、レミーと同僚のジェイク(フォレスト・ウィテカー)が、手荒なやり口で臓器を回収していくというありがちなアクション映画になって行きます。

レミーが人工臓器を移植されてからは、ジェイクとは追う者、追われる者と敵対関係に逆転してしまうのですが、これも、なんだかありがちの展開だな、と思いつつストーリーを追っていると、ベスという全身人工臓器だらけの麻薬中毒者を救い、彼女と逃亡を共にすることに。ここからが、ちょっと恋愛モード。そして、レミーとべスの逃避行とユニオン社からの追跡劇という展開。
そして、ユニオン社のビルに潜入したレミーと社員たちとの格闘アクションが後半の大きな見せ場となっているのだけれど、ナイフを使った格闘術が非常に洗練されて、確かにカッコいいですが、安易な展開と都合主義に『なんだかなぁ』と思いつつ、さらに、自分で自分の身体を切り裂いて記録を抹消し借金を踏み倒すという荒業に絶句!! 「それでいいなら最初からそうしたら?!」とツッコミを入れようと思ったそのときに、すべてをひっくり返す驚きが待っていました。これで、本作は名作とまではいかないものの佳作にはなりましたね。

エンドロールで流れる、ママス&パパスの「Dream A Little Dream Of Me」が甘く哀しい。
痛い ★★☆☆☆
人工臓器が一般的になった近未来、高価な人工臓器のローンを支払えなくなった人から強制的に人工臓器を回収する回収人の物語。
回収される人は気絶させられ、開腹の後人工臓器摘出、縫合もされずにその場で放置されるようなので、たぶん死亡するでしょう。
その辺り倫理的にどうなの?と思ったりするなど、ツッコミどころの多い設定ではありますが、そこはこっちに置いておかないと映画は楽しめません。
劇中この強制回収のシーンを始め、痛いのとかグロいのとか血のシーンが多く苦手な方は注意が必要です。
回収業を楽しんでるようなジュード・ロウ演じる主人公が段々と変わっていく辺りが見所と言えば見所かもしれませんが、正直中盤以降の展開は退屈でした。
ラストは少しひねってありますが、「そのオチかよ!」って思わず心の中でツッコんでしまいました。
惜しいというか消化不良な感じの作品でした。