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シネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)

価格: ¥4,935
カテゴリ: 単行本
ブランド: 法政大学出版局
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やや誤訳が ★★★★☆

この本自体は他の方も語っているように、優れた映画本、
必ずや読まれるべき本ですが、
所々明らかに誤訳と思われる文章が見られます。
さすがに映画題等は正確を期しているように
見受けられるだけに残念です。
映画とは何か、という問いは困難だ。 ★★★★★
 80年代から翻訳が出ると言いつつ90年代を経て、21世紀になって出版された本書によって、ようやくドゥルーズの映画にたいする態度を知ることが出来るようになった。ドゥルーズの本書は、あらゆる映画評論で取り上げられてきており、原点よりも先に解説本が出ているほどだった。さらにあらゆる映画を論じる際に付きまとうものでもあった。高尚な映画における対談では必ず本書の概念が言われていたけれども、やはりそれは引用に過ぎず、本格的なドゥルーズ像を描けなかった。また、アルトーの映画論に関する言説もここに書かれてあることを知っていたが、それもいままで読めなかった。
 このジレンマが解消されたと思ったが、またあらたな問題が浮上した。まずあいかわらずのドゥルーズの言葉の使い方が難解すぎるということ。また、これは、映画論という以前にベルクソン論が前提であること、などがあらたな問題だ。
 けれども、これを読み解くことによって、80年、90年、そして21世紀の日本の映画評論がどのようなものであったかの指標になるかもしれない。
時代を超えた名著 ★★★★★
待望の邦訳で解説はいらないだろう。
日本語で読むと、ドゥルーズの最も重要な作品であることがわかる。ベルグソンを論じた前編を読めばそれはもっと明瞭になるはずだ。
パゾリーニの再評価などはこの本が嚆矢だったと記憶するし、エイゼンシュテインの位置づけも的確だ。
いずれにせよ時代を超えた名著で、映画関連の本の中で最重要であることは間違いない。「映像作家」ばかりで「映画作家」の不在がますます明らかになる現在、この書から映画の再生が始まる、とさえ思う。
(ただし、表紙カバーのデザインがスチルを使わなかった原著の主旨を貫徹し損ねているのが残念だ。)