大多数の国民が暗澹たる世相で生きる中、無名の人家で行われた座談会。
友人に誘われ、初めてその座談会に参加した無名の青年、山本伸一。
彼も当時の日本の凄惨な世相で「真実の幸福」を追い求めながら必死に生きる一人であった。
座談会では、真実の「法」を体と心で熟得し、民衆の幸福をひたすら希い、一人立たんとする戸田城聖が情熱を込めて語っていた。
青年らしい瑞々しい感性を持つ山本青年に、戸田は大慈悲をもって接する。
この日、真の「師」を求めていた山本青年と、真の「弟子」を求めていた戸田は、運命的な出会いを果たす。
名も無き民衆一人一人の幸福を希求し、世界平和という大目標を掲げた大潮流は、この出会いを起点として始まった。
どんな大事を成すにも、結局は個々人の使命の自覚から始まる。
人としての真の使命の自覚を触発する出会いの機会は、現代では稀なものとなってしまった。
そのような「出会い」がいかに大事なものであるか、この書は語る。

【劇場版：人間革命がＤＶＤで発売開始！】　時に１９６０年、海外の激励から帰ってきた直後、本部に漂う緩い空気を打ち破り、悲惨を極めた元激戦地の沖縄へ初めて訪れる【先駆】　４年ぶりに集った水滸会の緩みきった研修を通しての叱咤と、その様子を聞き緊張しながら集った華陽会メンバーへの激励、さらに前年の伊勢湾台風からの復興を果たして中部体育大会の様子を描いた【錬磨】　幹部は会員に奉仕する役職ですと組織内の不協和音をすぐに修正した千葉、大統領に当選したジョンＦケネディの人物像、前会長とともに戦時中は軍部政府と戦った日淳の逝去と、中部メンバーの奮闘を描いた【勇舞】　地位や権威で人を見下す人間や組織に鋭い批判を展開しつつ、個人指導や家庭における親子関係と教育を語る【民衆の旗】以上を収録。　

対応も早く、梱包も丁寧で安心しました。とてもありがとうございました。