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Sweet Bossa-Bleezing Guitar

価格: ¥2,800
カテゴリ: CD
ブランド: ベルウッドレコード
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   アコースティックなギターの響きが好きな人、ボサノヴァのちょっとだるい感じが好きな人の耳にすんなり溶け込み、やがてその静かな演奏に込められた魂に深く感動させずにはおかない。大傑作!

   鈴木大介は、なんでもない日常の風景の中に自分の音をすんなり溶け込ませ、しっとりとした空気をつくり、あたりの空気を違った色に染めあげていくという点で、傑出した才能をもったギタリストである。その個性には、生前の作曲家・武満徹も一目置いていたほどものがある。

   ギターという楽器は、表面的な「サウンド」の美しさばかりではどこか物足りないもので、もっと雰囲気を伝える「ノイズ」の要素にこそ味があるものだが、鈴木大介は、いわゆるクラシックの世界から見ると、最もそういうギターのきしむ音に味わいを発揮するタイプのギタリストではないだろうか? 荒々しくて優雅。しかも日々変化していく即興性をたっぷり含んでいる。

   サックスの須川展也の共演を得て優しく歌う「ブラジリアン・ムーン」、甘美な雰囲気の中に強さを垣間見せる「イパネマの娘」、雨模様をしっとりとロマンティックな表情にかえてしまう「アフター・ザ・レイン」、少年の日のノスタルジーを思わせる「もしもみんながあなたのようだったら」、自由な変奏が憂いを深めていくヴィラ=ロボス「ショーロスNo.1」、弾き手の思いがこちらの心に流れ込んでくるのを防ぎようもないくらい切ない「オデオン」など、全曲が最高の出来と言える。ピアニスト渡辺雄一のプロデュース。(林田直樹)