入門書は大抵中身が似通っており、期待していた解析が載っていないことも多く購入してよくがっかりすることがあります。
かといって、専門書は読むのに時間がかかる上、プログラムは載っておらず、使い方を自分で調べることがあり一苦労することがあります。

そんな中、手に取った本書は
他のＲ入門書でありがちな最低限度の範囲の解析だけではなく、非常に幅広い解析が載っており、プログラムもあらかじめ用意されているので、自分で手入力することもなく（これでやめてしまうことが多い…）すぐに解析に取り掛かれました。
また公式や文字を眺めるだけの本ではなく、図や表が多く、グラフィカルなつくりとなっているので、それほど時間と体力を使わずに読めました。

まずはやってみようという実践的な私としては、まさに『当たり』の本でした。

Ｒや統計を理解するための参考書としてもよし。
研究や業務の際の実用的なハンドブックとして用いてもよし。
いつでも活躍できる本ですので、買っておいて損はないと思います。

本書は，要約統計量の算出から回帰分析，さらには生存時間解析，クラスター分析など，特定の解析方法に片寄ることなく，網羅的かつ実際のデータを用いて説明されているのが特徴であり，それこそ「ハンドブック」として非常に重宝しています．

Excelの代わりにちょっとした集計をしたい方から，実験データをまとめる研究者まで幅広い層の方々にお勧めの一冊です．

本書は，(1)統計的な説明，(2)事例解析に用いるデータの説明，(3)Rを用いた解析方法の説明，(4)演習問題で各章構成されており，Rを動かしながら順を追って理解することができます．

初心者向けのR本で基本的なプログラミング技術を学んだ後は，本書で実際の「解析」方法を学ぶのが良いと思います．

さまざまな統計手法の「お手本」が盛りだくさんですので，手元にある自分のデータと見比べることで，悩みの種である「統計解析」を解決できること間違いなしです．

stataのハンドブックを読んでみて、エヴェリット先生の本はさすがで、Rのハンドブックはどんなだろうと思い、先ほど原著を買いました。今から楽しみです。今度、翻訳本を考えます。英語の苦手な私には翻訳本のほうが、便利なのですが、、、。原著が届く前に、翻訳本を手に出来ました。
今まで手にしたR本にはない、驚きの連続です。より具体的な事例による解説が、今まで「モワッ」と思っていた霧のような思いが晴れ、すっきりとクリアカットに伝わってきます。翻訳の素晴らしさが原著者の意図を伝えて下さっているのでしょうね。座右において長く使えるハンドブックとなるでしょう。さすがです。エヴェリットの翻訳本がもっと出版されることを希望します。

原著がベストセラーだったので買ったのですが、いつこの訳本が出るのか待ちに待っていました。
さっそく買いました！

この本は、事例が豊富ですし、よく知られた統計解析の方法から新しいものまで満遍なく扱っていて重宝しそうです。
この本にのっているデータや解析方法のコードは原著者のパッケージとしてダウンロードできますから，すぐに使えるところもありがたいです。

ふつうの回帰解析はもちろん、一般化線形モデルや一般化加法モデル、分類木，回帰木，生存時間解析，経時データの解析なども充実しています。
第１版からかなり追加されたようですね。あと安心したのは、統計関連の学会や論文の発表者としても名前のでてくる人たちが訳者（ただ，どちらかというとbiostatisticsよりか．．．）のようなので、翻訳の精度も信頼がおけるとおもいます。Ｒの本を書いたり訳したりしている人たちは、統計を専門としてない人たちもいるようですので要注意です．．．