思い、実行し続ける事も才能。
★★★☆☆
「だれでも」「簡単に」
この本で何度も繰り返し出てくるフレーズです。
たしかにこの本の内容を理解することは「だれでも」できるでしょう。
ただ理解する事とそれを思い、実行し続けることには大きな違いがあります。
この本は「5%の天才」への手がかりが書いてあります、しかしあくまで手がかりです。
この本の内容を思い、実行し続けるには天才的な思考力と実行力、人間力等
さまざまな能力が必要です。
結局は能力の有無ってことですね。。
潜在意識からの自己啓発
★★★★☆
プラス思考の大切さや、成功をイメージすることの大切さが書かれた自己啓発書はたくさんあると思うけど、
潜在意識までプラス思考にする方法が書かれた本は、
あまり無いと思う。
この本には、それが少し書いてあると思う。
その方法は、
何かを新しく始めたときや、子どもの頃に感じていたような、ウキウキわくわく状態を思い出し、
その状態を維持できるようにする。
成功した将来の自分の姿から、今の自分を振り返り、
今の自分に足りないものを自分に付け加えるようにする。
ツイいる人、プラス思考の人と付き合うようにする。
自分の成功したイメージは、細部までリアルに何度もイメージする。
自分の目標を決めたら、その「目標」を「体の動き」で表してみて、
筋肉の動きを通して潜在意識に目標達成を「インプット」するようにする。
自分の成功を喜んでくれる人を意識して、
苦しいときにはその人をイメージする。
否定的な言葉は、肯定的な言葉に言い換える。
例 「高めの球には手を出すな」→「低めの球を打て!」
など。
強くイメージする方法
★★★★☆
甲子園を連覇した駒大苫小牧、北京オリンピックで優勝したソフトボール女子。
これらチームのメンタルトレーナーが西田先生。
西田先生によってメンタルトレーニングを受けたアスリートは数知れず。
目標を達成するために最も大切なことは、イメージング。
どれだけ強く達成した後の自分をイメージ出来るかにかかっている。
例えば、マウンドでボールの縫い目を見ながら呟いていた桑田投手。
「アイ・コントロール」と言い、一転を凝視することにより自動的に集中し、マイナス思考を排除することが可能となる。
体の動作で思考を切り替えるのが、「プラスのボディランゲージ」。
駒大苫小牧の選手やソフト女子の選手がマウンドに集まって人差し指を高く掲げていた、あのポーズがまさしくプラスのボディランゲージ。
また、勉強ができる子に条件づけするためにはまずほめること。
どんなに悪い成績をとっても、まずはほめなければ、怒った時点でマイナスのイメージングがされてしまい。子どもにマイナスの刷り込みがされてしまう。
今からでも遅くない、ほめてほめて、勉強を好きにさせよう。
と、こんなことを言っても、なかなかプラスのイメージングを続けることは難しい。
しかし、強烈にイメージし続けることが得意な人がたくさんいると先生は言う。
なんと、パチンコマニアの方々だという。
彼らのイメージングは強烈であり、そうでなければあの環境に何時間も居続けることは出来ない。
たしかに、学生時代にのめり込んだ身からすればその通り。
あの状態を他に振り向けることが出来れば、世の中に不可能はない、と先生はおっしゃる。
現代にマッチする!
★★★★★
ナンバーワン理論の再編集版、現代風にアレンジされていて、マッチしていてすごかった!最高の良書でした。
低めの球を打て!
★★★★★
「高めに手を出すな」と言われるとついつい手が出てしまい、三振する。だからあえて「低めの球を打て!」と言えば、低めを打つようになる。
これは、すばらしい考え方だと思います。言葉は言霊(ことだま)というように、言ったことは、心理に必ず影響します。
著書の経営する「株式会社サンリ」のトレーナーの方が、駒大苫小牧野球部を指導していたそうですが、甲子園での大活躍を見れば、その成果がどれだけあるかということがよくわかります。
スポーツで成功したい人や、指導者の方には是非読んでいただきたい一冊です。