パニックママでいい!!
★★★★★
笑いあり、涙ありの
コミックエッセイ。
妊娠期にパニック障害になってしまった
著者の体験が、のほほんとした
イラストで表現されています。
さるきちは、パニック障害ではないけれど、
摂食障害、うつ病持ちなので
なんやら得体の知れない
感情を乱す生きモノが身体に
とり憑いている感じ
が、なんとなく想像できて、
すっかり感情移入して
読んでしまいました。
二人目の出産時の様子には
さるきち、思わず
ほろり。
ちょっぴり強面だけどお茶目な
お医者様と、理解ある旦那様、
そして、生まれてきた子どもたち。
その温かくて強固なタッグのおかげで
不調期を乗り越えて
ママになっていく様子には
感動を覚え、
生きる勇気をもらいます。
マンガになっているので
病状や、患者の心情もわかりやすく
描かれていて、
患者本人だけでなく、
パニック障害の知識がないヒトにも
おススメの一冊。
だってね、
誰だって、ツライことがあるのよね。
それをどう乗り越えていくか、
そのヒントが描かれてる作品なのです。
さるきちも、過食魔とどう共存していくか、
改めて考えさせられました。
イラストも、シンプルで可愛げあって
これまたさるきち好み。
そして、さるきちも、
こんなマンガエッセイを創りたいな、と
ますます闘志を燃やすのでした。
タイトルありのままで・・・
★★★★★
パニック障害や鬱をわずらいながらもこれから結婚を考えている方、妊娠を希望されている方、妊娠している方、出産されたかた、育児に行き詰まっている方へ是非お勧めです。
決して不安にさせるような事は一切書かれておらず、とても上手い表現で、またコミカルなタッチで漫画を描かれているので大変読みやすいです。
1番読んでいただきたいのはパニック障害、鬱を抱えている本人より周りのご家族の方に読んでいただきたい1冊です。
私もこの本を周りに読んでいただき理解を得る事ができました。
本当にパニック障害、鬱はわずらった本人しか辛さがわかりません。少しでも周りの理解があればかなり心の傷も癒されます。
この本はご自信の体験談を書かれていまして、パニックを体験した事のない医師が書いた本よりも理解しやすくパニックを体験されて悩んでいる方の心をありのまま漫画にしてあります。
育児で鬱になってしまった方、出産後の生活で悩んでいる方は特に必見です。
どうやりくりしていくか・・・途方に暮れていた時に手にした本です。
是非読んでみる価値はあると思います。
いじらしくもけなげな“ハハ”に、「そのままでもいいじゃない!」とエールを送りたくなる!
★★★★★
妊娠とお産という生物としても社会的存在としても緊張とエネルギーを要する時期に、
図らずも鬱とパニック障害を起こしてしまったコミックライター(筆者)が、
トンネルの向こうにかすかな希望を見出すまでの辛い実体験を、
さわやかにユーモラスに描く。
自分を責める若いママに思わずホロリとして抱きしめてあげたくなる。
おだやかにサポートし続ける夫の自然体もいいし、精神科の医者も頼もしい。
涙したり慌てたりする筆者の天然の味わいが読者を元気付ける。
ひとりで苦しんでいるかもしれない多くの若いママたちやその家族に
そっとあげたくなる愛らしい本だ。
産婦人科やクリニックの待合室に置くといいかも。
いつかぜひ続きを描いてほしい。
心の病を抱えながらの育児
★★★★★
最近、うつ、パニック障害などのコミックやエッセイは随分出ているように
感じますが、大概がお一人身の方や結婚されていてもお子さんのいない方の
ように思います。
そういう意味で、心の病を抱えながら出産、育児をしているという方(母親)の
本は珍しいのではないでしょうか。
心の病を抱えながらの育児は本当に大変です。
私自身、長男出産後、産後うつになり未だ寛解していなくて辛いのでよく解ります。
ブログでも、結構多いんですよ、心の病を抱えて小さなお子さんを育てている
お母さんって。
パニック障害、産後うつを体験しながらもお二人のお子さんを無事出産し育てて
いらっしゃる著者の体験談は、多くの患者さんを励ましてくれるのではないかと
思います。