わかりやすい・つかいやすい
★★★★★
「わかりやすい」というのが第1の感想。
感覚統合法とはどのような考え方か。
感覚統合法に取り組む上で観察すべきポイント。
障害の特性に応じたアプローチの方法。
それぞれがわかりやすい言葉を使って説明されて言る。
読者を実際に感覚統合法に取り組もうと考えている指導者とはっきり意識しているので、簡単すぎず、複雑すぎず、感覚統合法に取り組むに過不足ない知識が得られるように工夫されているように感じた。
個人的にはどのような対象者にどのようなアプローチを取ればいいかが具体的にイメージできたことは付け加えておきたい。
また、後半部のイラストも取り入れた活動例が参考になる。
イラストなのでちょっかんてきにわかりやすい。
そして、ねらい・着目点・バリエーションについても触れられているため、なんのためにその活動を行うのか、どのようにその活動を応用できるかを考えるためには非常に有益である。
この本を読めば、すぐにでも感覚統合法の取り組みが可能となる。
勿論、道は深く長いのであるが、入門としては力を入れて薦めることができる。