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Swoon

価格: ¥471
カテゴリ: CD
ブランド: Sony/Bmg Int'l
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習作 ★★★★☆
1984年発表のデビュー作。凝りに凝った美しいメロディーラインの数々は,Paddy McAloonの才能とやりたい音楽をびしびし感じさせてくれる。惜しむらくはアイデアを詰め込みすぎで,ポップスとしての耳になじみやすさがいまひとつ。若さ故の習作。
麗しき80年代に舞い降りた天才! ★★★★★
このアルバムはなぜ今国内盤が発売されていないのでしょうか?
とかく「スティーブ・マックイーン」のほうが評価されていますが、その始まりはここにある!
当時リアルタイムで80年代を過ごしたものとしては、これほど独創的な曲作りをするバンドはありませんでした。
これを聞くと家に帰って一人に浸りたい気分になります。
20年経った今でもそうです。
とにかくこの独創的なソングライティングは天才というしかない!
パディは60年代のレイ・デイビスに匹敵するイギリスのソングライターだと思います。
まさに“原石”といった風情の1st ★★★★☆
84年発表の1st。当時は日本未発表だった作品。後に唯一無二の完璧なグループとして君臨する彼らだが、このアルバムを聞くと彼らもネオアコの一派として出発したことが良く分かる。曲作り、アレンジにおいても後の原形、青写真的な部分がにあり、彼らにしてはまだまだ未熟なところがかなりある。特に演奏には固さが目立つ。あくまでも“彼らとして”はであるけども。しかしネオオコ的な青臭さや瑞々しさ、切なさのようなものが、このアルバムにはたくさん詰まっており、純粋なネオアコのファンならこちらを好む人も多いだろう。何にしてもすぐ側でギターが鳴っているのが心地よい。
1.などはいかにもなネオアコ曲であり、分厚いシンセが露骨に登場するなど今聞くと若干古臭く感じるアレンジだが、既に一歩抜きん出た曲作りのセンスを感じる。3.は後の彼らに良く登場するタイプの曲で、名作「ジョーダン・ザ・カム・バック」に良く似た曲がある。6.もそんな感じ。
プリファブ・スプラウトとして聞いてしまうと若干地味な印象を持たざるを得ないが、やはり他のグループとは一味違うセンスのようなものは感じる。また近作にある潔癖なクオリティ主義のようなものは感じられず、ギター・ポップらしい揺らぎがや隙があるのが魅力。ファンにはお薦めだろう。
唯一無二 ★★★★★
1984年のデビューアルバム。ネオアコ一派と片付けるには、この時点であまりにも特異な個性を発揮している重要作。リリースは、ニューキャッスルのレーベル・キッチンウェアで、このレーベルもまた数多のネオアコレーベルとは一線を画しており、レーベルメイトのマーティン・ステファンソンやケイン・ギャングからも窺えるが、ネオアコ特有の流麗なメロディ展開に加えて、シンプルで研ぎ澄まされた硬派な一面を共有している。

この1stは、プリファブのアルバム中、最も簡素でいかにもインディバンドらしいアコースティックを基調とした音ではあるが、それでいて最も複雑で技巧的なコード進行をしているというのが、凡百のバンドとの作曲レベルの違いを見せ付けている。一聴すると、難解なメロディ展開は、風変わりで馴染みにくい印象を与えるだろうが、その稀有なコードの繋ぎ方やメロディのオリジナリティに驚かされている内に、いつしかそれぞれのパートの美しさや洗練具合が自然と耳に滲みこんでいることに気付くだろう。

主幹のパティ・マクアルーンは、キリスト教系の学校を出ているのだが、この1stからも随所に教会音楽のおおもとにある清浄さを感じる。歌唱法は、これ以降のどのアルバムよりも荒々しさを持っており、切に訴えかけているように聴こえる。楽曲は、最高に技巧的なのとは正反対に、歌では最も人間の生命力を感じさせる熱量を放射しているというわけだ。それは若さの所以なのだろうか。とにかく最もパティが、シャウトするアルバムでありつつ、やっていることは最も実験的で複雑だったという事実がここに残っているというわけだ。
ネオアコ、ギターポップを聴けば聴くほど、このアルバムが唯一無二だということが分かってくる。それでいて、若さゆえの蒼い熱情というネオアコの重大要素で充満しているアルバムだと思う。
衝撃的だったデビューアルバム ★★★★★
 1984年のデビューアルバム、当時はアズテックカメラの「ハイランドハードレイン」などのネオアコースティック路線のバンドが続々登場し、プレハブもその一つと捉えられていたみたいだが、この時点ですでに他のバンドにはない個性を備えており、パディの非凡な作曲能力が芽生えている。全曲好きだが、特にすきなのは3曲目と10曲目で、3曲は字余りのような歌詞に無理矢理リズムを合わせて演奏しているような曲で、初めて聞いた時にはこんな曲があるのかと衝撃を受けた。10曲目も不思議なコーラスに淡いシンセが絡む変わった曲で異様な曲だと感じた。デビュー曲の「ライオンオウンマイガーデン」はまともなポップソングなのにアルバムには変わった曲というか奥行きの深い楽曲をそろえている。次作をプロデュースするトーマスドルビーに「変わったコードを使っている」と指摘されたらしいが、きっと自分でオリジナルのコードを開拓して作曲したのだろう。パディの声はまだ不安定で、タバコを吸って声が枯れた近藤真彦のような声で歌っている。ベスト盤のライナーに本作について「スリラーを超えるリリースを確信した」とあるが本当だったのか?万人に受け入れられる音楽とは思えないのだが、僕にとっては永遠に聴き続ける最高のアルバムです。