歴史の大まかな流れを確認するには悪くない本ですが、まだ20歳にも満たない受験生にこうも凝り固まった物の見方を提示されるのはいかがなものでしょうか。
中国や韓国を崇拝し、日本をけなし、時刻に対する尊厳の意識のかけらも感じられません。
全体としてマニアックな知識が多い割に、それなりに重要な論点が抜け落ちていて、この本は使わずとも合格は可能です。
というか、著者の偏ったアブノーマルな歴史観を植えつけられる恐れがあるため、お勧めできません。
著者のいう素晴らしい中国が本当に素晴らしい国であるのならば、尖閣諸島の問題であのような恫喝まがいの対応を平気でしてくるでしょうか。

閔妃暗殺事件etcといった朝鮮・中国系の事柄ばかりを
詳細な資料を使い説明しているのはおかしい。
もっと詳細に説明すべきことが他にもあるだろう？

いずれにしても教科書と併用しなければ使い物にならないし、
これだけで学習したら色々な意味で志望校には合格できない。

「北海道は日本領土じゃない」「パリコミューンに誕生日が同じで因縁を感じる」「南京大虐殺は絶対に否定できない（わざわざ資料と解説つき）」「安保は実は無効である」などの記述、あるいは共産党宣言やドレフュス事件など左翼的なことはかならずイラストと解説があり、表紙の人物と、ラストページに自分と映っているテレビ画面の人物はみな極左的人物のオールスターズです。もうこの著者がどういう人かすぐわかります。私は嫌になって途中で使うのをやめましたが、購入を考えている人はよく考えての上がいいと思います。

これでは安心して勉強できなし、そもそも記述がかなり冗長。正直、著者の個人的な雑談とか感想はいらないんですよね、勉強は暗記なんだから。CDも特別覚えやすくは感じませんでした。

どちらかというと難関私立向けのつくりになっています。
重要事項が結構抜けているので、問題集との併用は難しいと思います。
青木世界史の専用問題集を併用していくことをオススメします。

筆者手書きの地図はわかりやすいようですが、いまいち正確ではありません。
教科書に準拠しているわけでもないので、使っていくには教科書にもあわせておく必要があります。

わかりやすいのは確かなので、この本が合う方はこのまま進めていくことをオススメします。
教科書に準拠したものがいいのなら世界史ナビゲーターを使用することをオススメします。
世界史は完全な暗記科目なので、繰り返しが大事です。どんな名著を読んでいてもこれを肝に命じて勉強を進めていきましょう。

「何が試験に出て、何がでないかをはっきりさせたい　ｂｙ青木裕司」
確かにそうです　１，２巻までは　３巻からは穴だらけ　４巻後半は酷いもんです
地球サミットすらのってないんですよ？　基本事項がぬけすぎです・・・
３巻はイタリア統一、選挙法改正などがほとんどのってない（苦笑）
はっきりいって世界史実況中継は２巻までしか信用できません
とはいうものの説明はわかりやすいです　しかしセンターでも私大でもこれだけで挑むのは自殺行為です　自分は山川世界史完全整理と併用しています
いずれにしろ、この４巻は穴が多すぎる！