陰陽学の本
★★☆☆☆
低血糖症そのものについての記述は第一章の60ページくらい、あとは他のレビューにも書かれているように、それを防ぐにはどのように食品をとっていくか、という本なのですが、、、。筆者は穏やかな口調で、陰陽学的な生活をした方がいいよ、と言っています。ではその陰陽とは、、。食品を陰性と陽性に分けて、それらの陰と陽を組み合わせるはような食事が良いというようです。さらに万物にやどる「気」というものを述べておられます。食べ物の陰と陽は「気」の理解を根本にして分かれるそうです、、、。食べ物という物質的な題材を扱っていながら、「気」「陰・陽」など、中身は形而上学的な色合いが濃いです。決して宗教ぽくなく、語り口は穏やかに知的でわかりやすいとは思います。そしてそのような目線、今の時代に決して悪くないと思います。
・・・が、
それならそれでそういうタイトルにしてくれた方が良かったのでは、と思います。
タイトルだけで買う人には注意が必要かもしれません。
母になる人のために
★★★★★
本に書いてある通り低血糖症に陥っている人はかなりの数でそのほとんどが自分がそうであることに気付いていないと思います。普段口にしているものがどれだけ私たちの心身に影響を及ぼしているかが分かります。特にお子さんをお持ちの方、これから予定のある方は一読されることをお薦めします。
科学的か疑問
★☆☆☆☆
低血糖症とはどんな病気なのか、原因や治療法を知りたくて、タイトルだけ見て購入しましたが、率直に言って失敗しました。低血糖症の本というよりも、マクロビオティックや食文化の本だと思ったほうがよいです。タイトルと内容が一致していないと思います。
まず略歴を見る限り、著者はマクロビオティックの専門家ではあるけれど低血糖症の専門医ではありません。また、巻末の参考文献を見ると、食文化に関するものがメインで低血糖症の専門書とおぼしきものは一冊もでてきません。
内容も「食の気」だとか「陰陽説」だとか「波動」だとかの抽象的な言葉が多用されており胡散臭さを感じてしまいます。そして著者のスタンスも「それら(伝統的な知恵)の影響を肯定する科学的根拠もありませんが、逆に否定する明確な根拠もないのです」となにやら曖昧です。
「なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病」という本も同時購入しましたが(低血糖症の専門医が書いています)、こちらの本では動物性たんぱく質の積極摂取を推奨しており、また体質によっては炭水化物を一切控えることに言及しています。対して「本当に怖い低血糖症」ではマクロビオティックの観点から、たんぱく質は植物性のみで十分、また炭水化物は全粒穀物をしっかり摂取するようにと、言っていることが真逆です。どちらを信じるかと言えば、医師の書いた方を私なら信じます。
低血糖症を科学的に理解したい方にはきちんと専門医の書いた本を読むべきです。
マクロビオティックに関心のある人は一読してみるのもいいかもしれませんが。
とても参考になりました♪
★★★★★
一般的な低血糖症の治療方法ではなく、食事から自然療法で
治して行きたいと思った時に見つけました。
以前からマクロビオティックは勉強していましたが、それが
どうして低血糖症を良くしていくのか?とても理解しやすく
参考になりました。
また、低血糖症をまったく知らない人が、気軽に読んでみる
には良い本じゃないかと思います。
良かった〜
★★★★★
子供たちの食生活を見直すきっかけになりました。糖尿病の主人にも活用できそうです。