内容は薄いですが、サラッと一読してみるのはアリ
★★★☆☆
■概略
自らが「ナンパ塾」を創設し塾長を務める、草加大介の語る恋愛指南書。
いくつかの格言をリストアップし、それぞれに解説を加える形式をとっている。
■感想
ナンパ塾なるものを創設した人間ということで興味を持って読んだんですが、
要は著者の価値観・経験則からくる恋愛観を記したものです。
「ナンパの上手い人はこういう考え方をしているのか」と考えさせられるところがちょくちょくあり、なかなか面白かったです。
特におもしろかったのは、「とりあえず15人にナンパしてみろ」というところ。
要は、頭の中で話術やら心理を考えてウジウジするのではなく、行動して実体験しろということでしょう。
自分の周りの人間を見ていても、異性との交際がうまい人に共通するのは、行動力がある+物おじしないという性格だと思います。
自分はどちらかというと頭の中で自己完結してしまう人間なので、一度チャレンジしてみようかなーなんて・・・
■一般的見解
格言集という形が読みやすく、内容的にも読者の共感を得ることができているようです。
(とはいえ、レビュー数が少ないのが若干気になるところですが)
■総括
「とある一個人の考え方」として見たら、結構面白い書物です。
が、読む人によってはひどい嫌悪感を覚えるかもしれません。
というのも、著者はいわゆる「女ったらし」オーラ全開でしかも「俺」口調で「女はこうやってオトすんだ!」みたいなことを語っているからです。
凄くよかったと思いました★
★★★★★
ちょっと上から目線的な表現もありましたけど、全体的に真実を掴んでる感じがしました。
観念的でちょっと難しいとも取れる表現がございましたけど、やはりナンパ師だけあって
実践的なことが書かれてあったので本物かなと思いました。ファッション雑誌の恋愛講座が
いかに幼稚なものかこの本で確かめられるような気がしました。
草加大介の集大成
★★★★★
と、いえるべき傑作。
レビュアーは、著者の作品を全て読み、その他のナンパ・男女関係に関する本も
読み漁ってきたが、良い悪い・合う合わないは別にして、アフォリズム(格言)形式での
記載は非常に明快で、テンポよく読み進められる。
結婚・恋人ができなくて悩んでいる男は、一度目を通してみる価値はある。
その後自らがどうアクションを取るかは、旗幟を明らかにするためにぜひ自分なりに裏づけを
取ってほしい。
もてない男が一番陥りやすい過ちは、知識を沢山詰め込むだけで、女性を口説くという行為を
実践せずに、悶々とすることである・・・。
実は著者が一番言いたいテーマは、そこにあるような気がする。
レビュアーは著者の講義を一通り受講、実践してさまざまな体験をしてきたので、
女性との過去のイイ思いイヤな思いひっくるめ、そう考える。
さらりと読める「草加ナンパ学」の集大成
★★★★☆
『最初の一言をどうかけるか?』『口説きの鉄則』と、ナンパ本を出してきた著者初のハードカバーということで、かなり力が入っているようだ。過去2冊のナンパ本も読んだが、着眼点はいいが文章がちょっと読みにくかった。それを、ひとこと言い切りの「格言」形式でまとめていてわかりやすい。内容的にもこれまでの集大成的でもあり、新しい視点も随所にある。著者の決定版と言っていいのではないかと思う。どこぞの渡辺○一御大の本に激似だが、あれよりはるかに役に立つ。女性が読んでも面白いのではなかろうか。