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リンゴ畑のマーティン・ピピン (ファージョン作品集 4)

価格: ¥2,835
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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圧巻! ★★★★★
これは本当に凄い本。1つの鍵を巡って、少女たちとマーティンとのあいだでやりとりされる、ふ
んだんな言葉あそびと可愛らしい賭けひき、語られる6つの恋の物語、そしてそれらを包み込
む、英国サセックス州の美しい自然。
詩のような戯曲のような、流れるような言葉運びを追ううちに、気がつけばこの本の中毒になっ
ています。
この本を訳して下さったのが石井桃子さんで本当に良かったとしみじみ思います。
文庫本も出ていますが、この作品は単行本で一気に読むのが好きです。
1+1=? ★★★★★
子供向けの本とされていますが、かなりの厚さで内容も濃いです。今読み返しても十分おもしろい、傑作だと思います。メインの話の他、主人公が紡ぎ出すストーリーがそれだけで独立した形になっています。一話ずつ読み進めることもできるので、厚さにめげず読んでみてください。

主人公マーティン・ピピンは女の子にいいます、「男とはなんて愚か、1+1はどんな数字にだってなるというのに」。この言葉の意味が子供の頃は理解できなかったのですが、いまならなんとなく分かります。魔法もでてこない、吟遊詩人が話すだけの物語ですが、だからこそことばひとつひとつの意味が深くとてもおもしろいです。そして、読み返すたびにまた新たな解釈ができるのではないでしょうか。私にとっては二十一世紀に残した!い一冊です。