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幼な子われらに生まれ (幻冬舎文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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遠慮がちにお勧め ★★★★★
バツイチ子持ち同士で結婚した夫婦。
主人公は夫。
妻と、妻の連れ子の四人家族に、もうすぐ新たに赤ちゃんが生まれる。
そんな彼が、日々の生活の中で家族を見失い、夫という衣装を脱ぎたくなり、
父親という看板を下ろしたくなり、家庭というものを疎んじるようになってしまう。
そして、そこからまた、家族がゆっくりと再生していく物語。

号泣はしないが、ところどころでジワリとくるのは、
重松清の本を読んでいて毎度のパターン。

決して明るい話ではない。
かといって暗い話でもない。
重すぎるテーマでもないが、軽々しくもない。

読む人を選ぶような気がする。
遠慮がちにお勧めしたい。
大人にとっての子供 ★★★★★
どんなことがあっても無条件に愛することができるものが自分の子供です。例え五体が満足でなくても、例え出来が悪くても親というものはそういうものだと思います。それが、義理の子供だった場合、はたしてそこまでの愛情を注ぐことができるのか?本書を読んでそのことを真剣に考えてみましたが、きっと無理だと思います。もちろん愛情を注いで義理の子供を育てている人も多いと思いますが、「実の子供と分け隔てなく」というわけにはいかない部分がどこかにあると思います。そんな男を描いたのが本書です。よくある綺麗事ではなく、実子と比べて愛情を注げない事に悩む大人とそれを感じている子供の物語です。それでも人間には情があります。愛情と情は全く違うのかそれとも努力によって情が愛情に変わるのか。そんな大きな問題について真剣に悩んでしまう本でした。
今一度同じシチュエーションで ★★★★☆
平成20年の今、同じシチュエーションで重松が書いたものが読みたい。
文庫化に際して、大幅な加筆訂正がなされたらしいが、
それなら平成20年版もあっていい。
また、薫の目から見たものもありかな。
版を重ねるごとに結末が変わってもいいと思う。
「さつき断景」というクロニクルがあるが、
この家族のクロニクルも見たい。
家族とは何?  ★★★★☆
 主人公の私は再婚同士の妻とその二人の連れ子と幸せに暮らしていたが、妻の妊娠をきっかけに少しずつ家族の絆が、崩れてしまう。 前妻との結婚生活の失敗から、仕事より家族を優先するようになった私。 でも、その家族がだんだん重荷になってしまい、ついには妻に子供の堕胎をせまってしまう。 
 
 でもここからが、重松氏の腕のみせどころです。 最後は新しい家族が増え、家族の絆を取り戻してくれます。 なかなか好きになれなかった、長女の薫ちゃんが つばさくんのおっきいおねえちゃんとして、どのように成長していくか楽しみです。 
再婚 ★★★☆☆
再婚同士で子供を育む親の姿を期待して購入しましたが。
後半の盛り上がりに....。
個人的には好きな作家なんですが、他の作品に比べると期待はずれでした。